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ロシア

欧米からの圧力を嫌い中国に接近するロシア

Russia Eyes East and West Border Threats, Looks to China for Closer Ties

2020年9月18日(金)17時30分
トム・オコナー

中国はアジアで、領土や貿易、人権の問題をめぐってアメリカとの対立を激化させている。アメリカはヨーロッパから中国の投資事業を追い出そうとも狙っており、ポンペオは17日、リトアニアとの間で「5G通信網に関連した安全保障上のリスクを軽減する」ための基本合意書に署名した。アメリカは5G通信網について、中国共産党が国と関わりの深い事業者を利用して悪用していると非難している。

中国はこれらの主張を否定。王毅は新華社に対して(明らかにアメリカを指した発言の中で)、国際社会を分裂させ、中国とロシアを操ろうとする動きがみられると語った。

「一極支配体制を維持するために、これらの勢力は中国、ロシアやその他の新興経済国を悪意をもって攻撃し、不当に抑圧している。さらには、いわゆる『新冷戦』の状態をつくり出そうと、ほかの国々に対して自分たちの味方につくよう強要しているのだ」

<参考記事>中国は「第三次大戦を準備している」
<参考記事>ロシアの毒殺未遂にメルケルが強気を貫けない理由

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9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。

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