最新記事

米中関係

新型コロナ、中国・武漢ウイルス研究所が発生源「かなりの証拠」=米ポンペオ国務長官

2020年5月4日(月)12時07分

ポンペオ米国務長官は、新型コロナウイルスについて、中国の研究所が発生源である「かなりの量の証拠」があると述べた。ワシントンで4月代表撮影(2020年 ロイター)

ポンペオ米国務長官は3日、新型コロナウイルスについて、中国の研究所が発生源である「かなりの量の証拠」があると述べた。ただ、人為的に作り出されたものではないとの米情報機関の結論に異議は唱えなかった。

長官は、ABCの番組で「このウイルスが武漢の研究所から出たことを示すかなりの量の証拠がある」と語った。

また「最も優秀な専門家らはこれまでのところ、(新型ウイルスが)人為的なものだと考えているようだ。現時点でそれを信じない理由はない」と述べた。

ただ、米情報機関の結論と異なることを指摘されると、「情報機関の見解を認識している。彼らが間違っていると考える理由はない」とも述べた。

米国家情報長官室(ODNI)は先月30日、新型コロナウイルスについて「人造でも遺伝子操作されたものでもないという科学的な総意に同意する」との認識を表明した。

国務省は、ポンペオ長官の発言について説明を求めた取材に現時点で応じていない。

中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は社説で、同長官の発言は「はったり」だとし、長官は武漢の研究所が発生源である証拠を持っていないと指摘。米国に証拠を示すよう求めた。

「トランプ政権は引き続き、異例の宣伝工作を展開するとともにCOVID─19(新型コロナウイルス感染症)との闘いにおける世界的な取り組みを妨げようとしている」と批判した。

ポンペオ長官は先月30日、新型コロナウイルスが中国政府系研究所「武漢ウイルス研究所(WIV)」から発生したかどうかは「分からない」と述べていた。トランプ大統領は同日、中国武漢の研究所が新型コロナの発生源となった可能性を確信していると述べた。ただ、証拠については言及を避けた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
・東京都、新型コロナウイルス新規感染91人確認 都内合計4568人に(グラフ付)
・『深夜食堂』とこんまり、日本人が知らないクールジャパンの可能性
・感染深刻なシンガポール、景気悪化で新型コロナ対応措置を段階的に解除へ


20050512issue_cover_150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。

ニュース速報

ワールド

中国ロケット残骸、9日までに大気圏再突入の予想=米

ワールド

アングル:乾燥化進むブラジル、「貯水の森」再生目指

ビジネス

アングル:ワクチンパスポートは航空業界の「救世主」

ビジネス

焦点:投資家がアジア国債保有見直し、相対的に安全な

MAGAZINE

特集:韓国ドラマ&映画 50

2021年4月27日/2021年5月11日号(5/ 4発売)

韓国を飛び出し、世界で支持を広げ続ける「進撃の韓流」── いま見るべき映画&ドラマ50作を厳選して紹介

人気ランキング

  • 1

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 2

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジオも爆笑

  • 3

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心肺機能を向上させると研究結果

  • 4

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺…

  • 5

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 6

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 7

    死海文書に2人目の書き手、AIが見破る 筆跡から筋肉…

  • 8

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタ…

  • 9

    メーガン処女作「父子の絆を描く絵本」にあの著名司…

  • 10

    コロナに勝った「中国デジタル監視技術」の意外に地…

  • 1

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 2

    ヘンリー王子、イギリス帰国で心境に変化...メーガンとの不和につながる「可能性は高い」

  • 3

    かわいい赤ちゃんの「怖すぎる」声に、両親もスタジオも爆笑

  • 4

    パリス・ヒルトン、ネットで有名なセクシー「パーテ…

  • 5

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心…

  • 6

    はるな愛「私のとっておき韓国映画5本」 演技に引き…

  • 7

    プロポーズを断っただけなのに...あまりに理不尽に殺…

  • 8

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツ…

  • 9

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」…

  • 10

    「心をえぐられた」「人生で一番泣いた」...ハリー杉…

  • 1

    メーガン・マークル、今度は「抱っこの仕方」に総ツッコミ 「赤ちゃん大丈夫?」「あり得ない」

  • 2

    「お金が貯まらない家庭の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は置かない『あるもの』とは

  • 3

    親日家女性の痛ましすぎる死──「日本は安全な国だと思ってた」母親らが会見で涙

  • 4

    ヘンリー王子、イギリス帰国で心境に変化...メーガン…

  • 5

    オーストラリアで囁かれ始めた対中好戦論

  • 6

    韓国、学生は原発処理水放出に断髪で抗議、専門機関…

  • 7

    カミカゼ・ドローンで戦況は一変 米軍「最強」の座…

  • 8

    ビットコインバブルは2021年ほぼ間違いなく崩壊する

  • 9

    硬貨大のブラックホールが地球を破壊する

  • 10

    知らない女が毎日家にやってくる──「介護される側」…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
「韓国ドラマ&映画50」SNSキャンペーン 売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

STORIES ARCHIVE

  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月