最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4日現在)

2020年4月4日(土)09時12分

米デルタ航空とジェットブルー・エアウェイズは3日、米政府に対し従業員の給与支援を申請した。アラバマ州バーミンガムで3月撮影(2019年 ロイター/Elijah Nouvelage)

■米デルタ航空など、米政府に従業員の給与支援を申請 新型コロナ対策

米デルタ航空とジェットブルー・エアウェイズは3日、米政府に対し従業員の給与支援を申請した。給与支援は新型コロナウイルス感染拡大を受けた運航停止による危機を乗り切るためのもの。ただ両者は支援は「十分ではない」としている。

■新型コロナで世界経済停止、金融危機より深刻な景気後退=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な経済活動は停止し、世界経済は約10年前の金融危機時よりも「はるかに深刻な」景気後退(リセッション)に陥るとの見方を示した。

■カナダ、トランプ氏を批判 3M医療マスク輸出制限巡り

カナダ政府は3日、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、米複合企業スリーエム(3M)の医療用マスク輸出阻止に向けたトランプ大統領の動きを批判した。

■米バンカメ、中小支援へ申し込み殺到 「既存顧客優先」に批判も

米政府の新型コロナウイルス経済対策の一環である3500億ドルの中小企業支援制度(PPP)の運用が3日始まった。米銀バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は、企業からの融資の申し込みが殺到していると表明した。ただモイニハン最高経営責任者(CEO)が既存顧客への融資を優先する考えを示したことで、早速同行に批判が集まっている。

■米雇用者数、新型コロナ危機下で悪化へ=リッチモンド連銀総裁

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は3日、ブルームバーグニュースとのインタビューで、新型コロナウイルスの持続的な感染拡大下において米国の雇用者数は悪化するが、その後改善するとの見方を示した。

■WHO、新型コロナ抑制に広範なマスク利用の効用を示唆

世界保健機関(WHO)は3日、新型コロナウイルスに対応するに当たりマスクの使用を主に医療関係者に集中させる必要があるとの見解を変えていないとしながらも、手作りのマスクの使用やその他の手段で口元を覆うことが感染拡大抑制の一助になる可能性があるとの見解を示した。

■仏、新型コロナ死者6500人超 病院での増加ペース過去最高

フランス保険当局は3日、新型コロナウイルス感染により病院で死亡した患者数が588人増え、合計5091人になったと発表した。1日当たりの死者増加数は過去最多となる。

■米陸軍、650超の施設調査 新型コロナ対応での活用視野

米陸軍工兵隊のトッド・セモニート総司令官は3日、新型コロナウイルスに対応する施設として利用するために、国内650カ所以上の施設を調査したと発表した。一部は感染者の治療施設としての利用も視野に入れているという。

■米仏、国連安保理常任国による首脳会議開催へ電話協議

トランプ米大統領とマクロン仏大統領は3日、電話会談し、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国が新型コロナウイルス対策における国連の協力強化について協議するため、首脳会議を開く案を話し合った。

■英女王、5日に国民向け演説へ 新型コロナ感染拡大巡り

英王室は3日、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、エリザベス女王(93)が5日にテレビ・ラジオ放送を通じ国民向け演説を行うと発表した。

■ロシア中銀に利下げ余地、新型コロナで物価上昇抑制=総裁

ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け物価上昇が抑制されるとみられるため、年内に利下げを実施する余地はあるとの見方を示した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アングル:「豪華装備」競う中国EVメーカー、西側と

ビジネス

NY外為市場=ドルが158円台乗せ、日銀の現状維持

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型グロース株高い

ビジネス

米PCE価格指数、インフレ率の緩やかな上昇示す 個
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 4

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 5

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 6

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 7

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 9

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 10

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中