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感染症対策

スペイン、新型コロナウイルス死者が減少 外出制限の緩和が視野

2020年4月10日(金)20時32分

スペイン保健省によると、同国の新型コロナウイルス感染による死者数は10日現在、605人増加して計1万5843人となった。写真は4月9日、マドリードで撮影(2020年 ロイター/Sergio Perez)

スペイン保健省によると、同国の新型コロナウイルス感染による死者数は10日現在、605人増加して計1万5843人となった。

新たな死者数は、9日の683人から減少し、3月24日以降で最少だった。増加率は、2週間前の20%から4%に低下した。

スペインでは3月中旬から厳しいロックダウン(都市封鎖)を行っている。感染拡大ペースの鈍化や新たな死者数の減少を受けて、政府内では、制限の段階的な緩和を模索する動きも出てきている。

サンチェス首相は、ロックダウンは5月末まで続くと予想されるが、経済再建に向けて制限措置の一部は間もなく解除されるとの見通しを示していた。

一方、イグレシアス副首相はTVEテレビで「ロックダウンの緩和に向けた措置は、極めて慎重にに行わなければならない」と述べた。

感染者数の累計は15万7022人。9日時点では15万2446人だった。

*内容を追加しました。

[ロイター]


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