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「東京五輪、予定通り準備進める」 WHOのパンデミック表明に菅官房長官

2020年3月12日(木)12時10分

菅官房長官は、WHOが新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック」と表明したことに関連して、東京オリンピック開催の準備を予定通り進める考えを示した。写真は都内で11日撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

菅義偉官房長官は12日午前の会見で、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック」と表明したことに関連して、東京オリンピック開催の準備を予定通り進める考えを示した。

WHOのパンデミック表明で開催の延期を想定した準備をする必要があるかとの質問に「政府としては予定通り、大会開催に向けIOC(国際オリンピック委員会)、組織委、東京都などと緊密に連絡をとり準備進める。その考え方に変わりはない」と語った。

新型コロナウイルスの感染が国内で引き続き広がっていることについては、「現時点で直ちに緊急事態宣言を出すような状況ではない」との見解を示した。

今年の春闘で自動車、電機メーカーの中にベアゼロと回答する企業が出ていることに関しては「多くの企業で7年連続でベアが実施されてきている」との認識を示したうえで、「コロナウイルスの影響が相当程度顕在化し、先行き不透明にある今だからこそ、賃上げの流れを継続していくことが大事だ」と強調した。

森雅子法相が9日の参議院予算委員会での「東日本大震災の時、検察官は最初に逃げた」との答弁を撤回したことに関連して「閣僚は国会では緊張感をもって対応してもらいたい」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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