最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)

2020年3月12日(木)18時37分

■インド、ほぼ全てのビザ停止 新型コロナ対策強化

インド政府は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ほぼ全てのビザによる入国を一時的に停止させると発表した。

■新型コロナは「パンデミック」に相当、WHO事務局長が表明

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明し、現時点ではイタリアとイランが感染拡大の最前線となっているが、他の国もまもなく同様の状況に陥る恐れがあると警告した。

■イタリア国内でスタバなど店舗休業拡大、新型コロナ対策で

新型コロナウイルスの感染防止策として政府が全土で個人の移動制限を実施しているイタリアで、米コーヒーチェーンのスターバックスからイタリアの高級アパレル、ジョルジオ・アルマーニまで、店舗の一時休業の動きが広がった。

■新型コロナショックで今年の米自動車販売は前年比9%減、モルスタ予想

米金融大手モルガン・スタンレーは11日、新型コロナウイルス拡大により今年の米自動車販売台数が9%減少する可能性があるとの見通しを示した。新型コロナ拡大前、アナリストは1─2%の緩やかな減少を予想していた。

■スウェーデン政府、新型コロナ対策で補正予算提出

スウェーデン財務省は11日、新型コロナウイルの感染拡大に対応するため、補正予算を議会に提出した。

■豪政府、新型コロナ対策で176億豪ドルの財政刺激措置発表

オーストラリア政府は12日、176億3000万豪ドル(114億1000万米ドル)の景気刺激策を発表した。新型コロナウイルス対策で、小規模企業への補助金や現金支給などが含まれる。

■EXCLUSIVE-米政府、新型コロナ巡る会議を機密扱いに指定 対応の遅れ招く

米ホワイトハウスが、新型コロナウイルスに関する厚生省の会議を機密扱いに指定したため、内容が共有されず、新型コロナへの政府対応の遅れを招いた可能性がある。政府当局者4人が明らかにした。

■フランス、新型コロナの死者48人に 対策強化へ

フランスのベラン保健相は11日、新型コロナウイルスによる死者が50%近く増え48人になったことを明らかにした。感染拡大を阻止するため対策を強化する。

■米ワシントン州、250人以上の集会禁止 新型コロナ対策

ワシントン州のインズリー知事は11日、新型コロナウイルス感染の急拡大を避けるため、シアトル地域における250人以上の集会・イベントの禁止を発表した。近いうちにすべての学校を休校とする可能性を示したほか、全面封鎖も否定しなかった。

■カナダ・アルバータ州、必要なら産油量削減へ=ケニー州首相

カナダ・アルバータ州のケニー首相は11日、原油安を受けて人員削減が見込まれる石油業界を支援するため、必要なら同州の産油量を削減すると述べた。カルガリー空港で記者団の取材に応じた。

■マドリードで新型コロナ患者急増、「医療対応に限界」=スペイン当局

スペインの保健当局は11日、首都マドリードで新型コロナウイルスの感染者が急増しており、医療対応の限界が迫っていると警告した

■イタリア、コロナ対策強化 スーパーや薬局除く全店舗閉鎖へ

イタリアのコンテ首相は11日、国民向けのテレビ演説を行い、新型コロナウイルス対策を強化すると発表、バー、レストラン、美容院などに業務停止を命じた。

■新型コロナ対応、税優遇措置や旅行業界支援など検討=米財務長官

ムニューシン米財務長官は11日、議会下院の歳出委員会で、新型コロナウイルス問題で打撃を受けている家計や企業を支援するため、トランプ政権が税優遇措置や借入保証、旅行関連業界向け支援策などを検討していると明らかにした。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

「ECB利下げ開始確実」とポルトガル中銀総裁、6月

ビジネス

ECBは利下げ急がず、6月以降は慎重に=ラトビア中

ビジネス

英中銀、利下げ待つべき 物価圧力の緩和確認まで=グ

ビジネス

米新規失業保険申請、1万件減の22.2万件 労働市
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇跡とは程遠い偉業

  • 3

    アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃のイスラエル」は止まらない

  • 4

    老化した脳、わずか半年の有酸素運動で若返る=「脳…

  • 5

    半分しか当たらない北朝鮮ミサイル、ロシアに供与と…

  • 6

    総額100万円ほどの負担増...国民年金の納付「5年延長…

  • 7

    2023年の北半球、過去2000年で最も暑い夏──温暖化が…

  • 8

    共同親権法制を実施するうえでの2つの留意点

  • 9

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 10

    仰向けで微動だにせず...食事にありつきたい「演技派…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中