新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)
■仏英中首脳、G20の協調行動で一致 新型コロナ対策巡り
フランスのマクロン大統領と中国の習近平国家主席が23日電話会談し、新型コロナウイルスの経済および公衆衛生上の対応で連携するために20カ国・地域(G20)首脳会議を開催する方針で合意した。
■ECBの債券購入額、先週は130億ユーロ超 2年半ぶり高水準
欧州中央銀行(ECB)が先週行った債券買い取りの額が130億2900万ユーロと、2017年10月以来約2年半ぶりの水準に膨らんだことがECBの統計で判明した。
■スペイン、医療従事者の新型コロナ感染高水準 全体の10%超
スペインの保健当局は23日、国内で4000人近い医療従事者が新型コロナウイルスに感染していると明らかにした。これは確認された感染者数の10分の1を超える高い水準。同国の感染者数は欧州で2番目に多い。
■米、新型コロナ感染3.3万人・死者400人 それぞれ倍増
米疾病対策センター(CDC)は23日、22日時点での新型コロナウイルス感染者が20日から1万8185人増加し、3万3453人になったと発表した。
■新型コロナの世界大流行が加速、五輪にはリスク助言のみ=WHO
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、新型コロナウイルスの世界の感染者が30万人を超え、「パンデミック(世界的な大流行)が加速している」と警告した。
■スズキやトヨタ、インドでも生産停止 新型コロナ拡大で
インド自動車最大手マルチ・スズキ・インディア、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ、独メルセデス・ベンツ、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、トヨタ、米フォードなど自動車各社は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にインドでの自動車生産を停止すると発表した。
■独首相が自主隔離、コロナ感染医師と接触 初回検査は陰性
ドイツのメルケル首相は22日、自主的な隔離措置を取り、自宅勤務に入った。報道官の発表によると、メルケル氏が20日に肺炎球菌のワクチン接種を受けた医師がその後、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た。
■G7財務相・中銀総裁が24日に会議、新型コロナ対応協議=関係筋
主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁が24日に電話会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡り協議する計画と、関係筋が23日明らかにした。
■独、新型コロナ感染増加ペースが横ばいの兆候=保健当局
ドイツのロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長は23日、同国の新型コロナウイルス新規感染者の増加ペースが横ばいに転じている兆候があると明らかにした。
■ユーロ圏消費者信頼感指数、3月は-11.6 新型コロナ受け大幅低下
欧州連合(EU)統計局が23日公表した3月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)は、前月から5.0ポイント低下してマイナス11.6となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、欧州各国の大半で移動制限措置が取られたためという。
■米FRB、新型コロナで無制限QE 国債など「必要なだけ」購入
米連邦準備理事会(FRB)は23日、緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、新型コロナウイルスへの対応として、無制限の量的緩和(QE)を行う方針を決定した。米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を必要なだけ買い取る。決定は全会一致。
■米財務長官、2兆ドルの新型コロナ対策可決を上院に要請 23日中に
ムニューシン米財務長官は23日、新型コロナウイルス対策として検討されている2兆ドル規模の大型景気刺激策を迅速に可決するよう上院に促した。
■独、7500億ユーロの新型コロナ対策発表 13年以降初の借り入れへ
ドイツ政府は23日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響の緩和に向け最大7500億ユーロ(8080億ドル)規模の支援策を発表した。2013年以降で初となる借り入れも実施する。
*内容を追加しました。

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