最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年3月24日(火)15時47分

■仏英中首脳、G20の協調行動で一致 新型コロナ対策巡り

フランスのマクロン大統領と中国の習近平国家主席が23日電話会談し、新型コロナウイルスの経済および公衆衛生上の対応で連携するために20カ国・地域(G20)首脳会議を開催する方針で合意した。

■ECBの債券購入額、先週は130億ユーロ超 2年半ぶり高水準

欧州中央銀行(ECB)が先週行った債券買い取りの額が130億2900万ユーロと、2017年10月以来約2年半ぶりの水準に膨らんだことがECBの統計で判明した。

■スペイン、医療従事者の新型コロナ感染高水準 全体の10%超

スペインの保健当局は23日、国内で4000人近い医療従事者が新型コロナウイルスに感染していると明らかにした。これは確認された感染者数の10分の1を超える高い水準。同国の感染者数は欧州で2番目に多い。

■米、新型コロナ感染3.3万人・死者400人 それぞれ倍増

米疾病対策センター(CDC)は23日、22日時点での新型コロナウイルス感染者が20日から1万8185人増加し、3万3453人になったと発表した。

■新型コロナの世界大流行が加速、五輪にはリスク助言のみ=WHO

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、新型コロナウイルスの世界の感染者が30万人を超え、「パンデミック(世界的な大流行)が加速している」と警告した。

■スズキやトヨタ、インドでも生産停止 新型コロナ拡大で

インド自動車最大手マルチ・スズキ・インディア、マヒンドラ・アンド・マヒンドラ、独メルセデス・ベンツ、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、トヨタ、米フォードなど自動車各社は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にインドでの自動車生産を停止すると発表した。

■独首相が自主隔離、コロナ感染医師と接触 初回検査は陰性

ドイツのメルケル首相は22日、自主的な隔離措置を取り、自宅勤務に入った。報道官の発表によると、メルケル氏が20日に肺炎球菌のワクチン接種を受けた医師がその後、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た。

■G7財務相・中銀総裁が24日に会議、新型コロナ対応協議=関係筋

主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁が24日に電話会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡り協議する計画と、関係筋が23日明らかにした。

■独、新型コロナ感染増加ペースが横ばいの兆候=保健当局

ドイツのロベルト・コッホ研究所のウィーラー所長は23日、同国の新型コロナウイルス新規感染者の増加ペースが横ばいに転じている兆候があると明らかにした。

■ユーロ圏消費者信頼感指数、3月は-11.6 新型コロナ受け大幅低下

欧州連合(EU)統計局が23日公表した3月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)は、前月から5.0ポイント低下してマイナス11.6となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、欧州各国の大半で移動制限措置が取られたためという。

■米FRB、新型コロナで無制限QE 国債など「必要なだけ」購入

米連邦準備理事会(FRB)は23日、緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、新型コロナウイルスへの対応として、無制限の量的緩和(QE)を行う方針を決定した。米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を必要なだけ買い取る。決定は全会一致。

■米財務長官、2兆ドルの新型コロナ対策可決を上院に要請 23日中に

ムニューシン米財務長官は23日、新型コロナウイルス対策として検討されている2兆ドル規模の大型景気刺激策を迅速に可決するよう上院に促した。

■独、7500億ユーロの新型コロナ対策発表 13年以降初の借り入れへ

ドイツ政府は23日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響の緩和に向け最大7500億ユーロ(8080億ドル)規模の支援策を発表した。2013年以降で初となる借り入れも実施する。

*内容を追加しました。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・全米の新型コロナウイルス感染3万3000人超える 3州が新たに外出禁止令
・インドネシア首都は「非常事態」? 新型コロナめぐり在留邦人に緊張と混乱
・新型コロナ対策、「日本式」の特徴と評価


20200331issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

マスク氏との関係終わった、民主に献金なら「深刻な結

ワールド

アングル:スペインで「ゴーストタウン」が再生、都市

ビジネス

アングル:韓国コスメ、トランプ関税の壁越え米で実店

ワールド

イラン、米の入国禁止令を非難 「底深い敵意示してい
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 2
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全な場所」に涙
  • 3
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット騒然の「食パン座り」
  • 4
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 5
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 6
    救いがたいほど「時代錯誤」なロマンス映画...フロー…
  • 7
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「銀」の産出量が多い国はどこ?
  • 9
    ディズニーの大幅な人員削減に広がる「歓喜の声」...…
  • 10
    「イラつく」「飛び降りたくなる」遅延する飛行機、…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっしり...「これ何?」と写真投稿、正体が判明
  • 4
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 5
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    日本の女子を追い込む、自分は「太り過ぎ」という歪…
  • 8
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 9
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 10
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 9
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中