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コービーが生前に語った人生の喜び、ビジネスへのこだわり、そして家族への愛

Life and Business According to Kobe

2020年2月22日(土)14時00分
ニューズウィーク米国版編集部

テイラー・スウィフトの偉大さ

分野を問わず、偉大な人の言葉に耳を傾けるのは大切だと思う。

テイラーはずっと前から、彼女のいる世界のトップに立ち続けている。彼女にはどうして、それができるのか。ナンバーワンのアルバムの次に、もっといいアルバムを出さなきゃいけない。それはすごいプレッシャーだと思う。

彼女の音楽が好きかどうかは関係ない。ただ、彼女がやっていることだけを見るんだ。成功し続けるというのは信じられないほど大変なことだ。私はそういうところを見て、できる限り多くのことを学びたいと思っている。

それに、彼女は素敵だ。有名になる前から、うちの娘たちに優しくしてくれた。だから彼女のことが好きなんだ。自分にしてあげられることがあれば、いつでもするつもりだ。あれほど成功し続けて慢心しないなんて、なかなかできることじゃない。

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テイラーのライブにサプライズで登場 CHRISTOPHER POLK/GETTY IMAGES FOR TAS

模範を示す

努力しろといくら説教しても、子供は聞かない。私の立ち上げたトレーニング施設(マンバ・スポーツ・アカデミー)に子供を通わせている親から、よく聞かれるんだ。「うちの子に努力させるにはどうすればいいですか」「何と言えばいいんですか」「あなたから言ってもらえませんか」とかね。こういう質問には腹が立つ。

そういうときは「説得してどうこうできる問題ではない」と答えている。大事なのは行動で示すこと。毎日、朝きちんと起きて、自分が努力している姿を見せることだ。

うちの子たちはバレーボールもバスケットボールも、学校の宿題も毎日やっている。それが身に染み付いた習慣になるまで徹底してやらせる。その代わり(大人になってからのことは)娘たちに任せるつもりだ。

例えばジアナが、いつかバスケをやめたとしても、今までの積み重ねは無駄にならない。作家、医者、弁護士、何になるにしても、毎日きちんと努力して何かに取り組む姿勢は必ず役に立つ。

子供たちは親が努力する姿を見ている。大切なのは妻が子供たちを常に気に掛け、きちんとスケジュールを守り、宿題をしているかどうか確認すること。私が毎朝トレーニングをして、努力を続けること。そういうふうに、毎日の全てがきちんと行われることが大切なんだ。

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