最新記事
日ロ関係ロシア、昨年末に共同通信記者を追放「軍事機密入手を画策」

ロシアは27日、ロシア極東の軍事力に関する機密情報を入手しようとした日本のジャーナリストを先月、国外追放したと発表した。ロシア通信(RIA)が報じた。サンクトペテルブルクで2018年5月撮影(2020年 ロイター/GRIGORY DUKOR)
ロシアは27日、ロシア極東の軍事力に関する機密情報を入手しようとした日本のジャーナリストを先月、国外追放したと発表した。ロシア通信(RIA)が報じた。
RIAによると、ロシア外務省はこの件について在ロシア日本大使館の公使を呼んで抗議したという。
共同通信は28日、電子メールの文書で、ロシア当局者を取材していた同社の記者が昨年12月25日に地元の治安当局によって拘束され、取材目的などについて取り調べを受けたことを明らかにし、同記者は通常の取材活動を行っていたとの見解を示した。
記者は約5時間後に解放されたが、その際、口頭で72時間以内の出国を促されたため、身の安全を考えて翌26日に出国したという。
共同通信は記者の氏名を明らかにしていない。
日本の外務省はこの件についてコメントしないとしている。
*内容を追加しました。


アマゾンに飛びます
2020年1月28日号(1月21日発売)は「CIAが読み解くイラン危機」特集。危機の根源は米ソの冷戦構造と米主導のクーデター。衝突を運命づけられた両国と中東の未来は? 元CIA工作員が歴史と戦略から読み解きます。