最新記事

英王室

英王室が緊急会合招集 ヘンリー王子・メーガン妃夫妻の離脱巡り

2020年1月13日(月)09時05分

主要な公務から退くとしたヘンリー王子夫妻の電撃的な発表を受け、英王室は13日に緊急会合を開く。ロンドンで7日撮影(2019年 ロイター/Toby Melville)

主要な公務から退くとしたヘンリー王子夫妻の電撃的な発表を受け、英王室は13日に緊急会合を開く。

エリザベス女王が招集したもので、バッキンガム宮殿関係者によると、ヘンリー王子のほか、王子の父親チャールズ皇太子、兄のウィリアム王子がイングランド東部ノーフォークにあるサンドリンガム離宮に集まる。

ヘンリー王子の妻で、米国のテレビ女優だったメーガン妃もカナダから電話で参加する。

ヘンリー王子夫妻は8日、北米でより多くの時間を過ごし、経済的に自立するため「新しい役割」を模索すると発表し、王室の他のメンバーを驚かせた。2人は93歳のエリザベス女王をはじめとした王族に相談することなくウェブサイトで明らかにし、王室関係者によると、彼らを落胆させた。

13日の会合は、夫妻の発表後に王室の主要メンバーが顔を合わせる初めての場となる。

水面下では王室関係者が話し合い、ヘンリー王子夫妻のためにさまざまな準備をしている。話し合いには英国とカナダ政府も関わっており、13日の会合開催につながった。

関係者によると、数週間ではなく数日間で危機を打開したいというのがエリザベス女王の意向。しかし、「複雑で思慮深い議論」が必要で、合意したとしても実行に移すには時間がかかる。

[ロンドン 11日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20200114issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年1月14日号(1月7日発売)は「台湾のこれから」特集。1月11日の総統選で蔡英文が再選すれば、中国はさらなる強硬姿勢に? 「香港化」する台湾、習近平の次なるシナリオ、日本が備えるべき難民クライシスなど、深層をレポートする。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

カナダ、対印関係で国内の治安重視 外相表明

ワールド

アサド政権時代、集団墓地から秘密裏に遺体移送 犯罪

ワールド

米メタ、18歳未満が閲覧できるコンテンツを制限

ビジネス

鴻海の独ZFグループ子会社株式取得、評価額のずれで
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 2
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 5
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 6
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇…
  • 7
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 8
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 8
    ウクライナの英雄、ロシアの難敵──アゾフ旅団はなぜ…
  • 9
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 10
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中