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デモ隊暴徒化した香港、2日は政府庁舎閉鎖 行政長官が厳しく非難

2019年7月2日(火)15時00分

Jorge Silva - REUTERS

中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回などを求めて立法会(議会)にデモ隊が突入して大混乱が生じた香港は、一夜明けた2日、平穏を取り戻しつつあるかのようにみえる。

香港が中国に返還された記念日に当たる1日に行われた抗議活動は、夜に一部が暴徒化。警察は催涙スプレーなどを使って2日未明までにデモ隊を強制排除した。議会周辺には、混乱の様子を物語るデモ隊が身に着けていたヘルメットや雨傘が散乱している。

デモ隊排除後に警官隊は議会周辺の主要道路でフェンスや障害物の撤去作業に当たった。政府庁舎は2日、閉鎖される。

香港政府トップの林鄭月娥行政長官は2日の早朝に記者会見を開き、「こうした暴力的行為は、法の支配における中核的価値に影響を及ぼす。怒りを覚え、困惑している。こうした行為は厳しく非難されるべきだ」と語った。

行政長官は先月、市民の声に耳を傾けたとして改正案の審議延期を表明した。ただ、完全撤回や同長官の辞任要求を受け入れなかったことから、市民の反発は収まらず、デモ隊の一部が議会に突入するという過激な行動を取った。

中国国営紙は2日、デモの暴徒化について社説で「ゼロ寛容」政策で対応する必要があるとの見解を示した。

中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は社説で「盲目的な傲慢と怒りから、デモ隊は法と秩序を完全に無視」したと非難した。また「中国社会はこのような破壊的行為を改めるにはゼロ寛容政策が唯一の方法だと十二分に承知している。さもなければパンドラの箱を開けるようなものだ」とした。

[ロイター]


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