最新記事

中国

香港デモ参加者と警官隊が小競り合い 銀行や当局は今週いっぱいオフィス閉鎖

2019年6月13日(木)20時24分

13日、香港での中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、反対する市民らが立法会(議会)の建物付近に集結し、警察は厳重警備を行っている。12日撮影(2019年 ロイター/ATHIT PERAWONGMETHA)

香港で13日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡り、立法会(議会)の建物付近で改正案に反対するデモ参加者と警察との間で小競り合いが発生した。前日の大規模デモでは、警察がゴム弾や催涙スプレーを使用してデモ隊排除に当たった。

議会の建物付近に集まった群衆の数は13日、一時は約1000人に達した。

議会は閉鎖が続き、13日も審議が行われないことが発表された。

20歳の大学生は「審議が行われれば(デモのために)戻ってくる」と述べた。

この日は一時、一部のデモ参加者が警察がマスクや食料を撤去するのを阻止しようとし、小競り合いが起きた。

ヘルメットや盾など厳重な装備の制服姿の警官は頭上の歩行通路を封鎖し、私服姿の警官は通勤者らの身分証明書を確認した。

香港当局は、「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模なデモを受け、金融街にある当局のオフィスを今週いっぱい閉鎖する。

スタンダード・チャータード(スタンチャート)、中国銀行、DBSを含む銀行は、同地域での支店サービスを停止した。

中環(セントラル)エリアの銀行は「通常通りの業務」だと強調したが、多くの銀行は従業員に在宅勤務を認めた。

HSBCは「予防措置として、デモが起きている周辺の施設2カ所を早めに閉めた。従業員の安全確保と顧客サポートがわれわれの優先事項だ」と説明した。

9日の大規模デモを主催した団体「民間人権陣線」は、16日にもデモを計画していると明らかにした。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月24号(2月17日発売)は「ウクライナ戦争4年 苦境のロシア」特集。帰還兵の暴力、止まらないインフレ。国民は疲弊し、プーチンの足元も揺らぐ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

EU・インド貿易協定、関税に代わる解決策に=フィン

ビジネス

米マイクロソフト、自社の全電力需要賄う再生可能エネ

ワールド

北朝鮮の金与正氏、無人機侵入巡る韓国の発表を高く評

ワールド

イラン、対立回避へ書面で提案見通し 米は軍事圧力強
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポーランドが「核武装」に意欲、NATO諸国も米国の核の傘を信用できず
  • 2
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 3
    ウクライナ戦争が180度変えた「軍事戦略」の在り方...勝利のカギは「精密大量攻撃」に
  • 4
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 10
    中道「大敗北」、最大の原因は「高市ブーム」ではな…
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 7
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中