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G20大阪サミット外交 米ロ首脳会談、プーチンが対米関係改善に全力、トランプにロシア訪問招請

2019年6月29日(土)21時00分

トランプ米大統領と会談したロシアのプーチン大統領は、ウクライナや米大統領選介入疑惑などで冷え込んでいる対米関係改善に全力をあげる方針を示した。写真はG20大阪サミットの機会に会談したプーチン氏(左)とトランプ氏。6月29日、大阪市で撮影(2019年  Sputnik/Mikhail Klimentyev/ロシア政府提供)

ロシアのプーチン大統領は29日、ウクライナや米大統領選介入疑惑などで冷え込んでいる対米関係改善に全力をあげる方針を示した。

プーチン大統領は、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせてトランプ米大統領と会談した。両首脳は、貿易から新戦略兵器削減条約(新START)の延長問題まで、さまざまな問題で意見を交換。プーチン大統領は、トランプ大統領に来年5月のロシア訪問を招請した。

トランプ大統領も、来年5月の第2次大戦の対独戦勝利75周年祝賀行事に招かれたことを確認した。

プーチン大統領は、トランプ氏との会談を「ビジネスライクな実利的で良い会談」だったと評価。「現状を打開する必要があるとの認識で一致した」と述べ、双方が前進する糸口を見出す必要があると指摘した。

米国がロシアに追加制裁を科す可能性について聞かれたプーチン大統領は、いかに対ロ関係を構築するか決めるのは米政府だと述べた。

[ロイター]


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