最新記事

少年犯罪

12歳の少年が6歳の妹をレイプ「ゲームと同じにしたかった」

Boy Raped 6-Year-Old Sister After Watching Video Game Sex Scenes

2019年3月7日(木)18時58分
マドハール・デイブ

スウェンドン青少年裁判所の裁判官は少年に立ち直る機会を与える「付託命令」を言い渡した。少年は市外の治療施設で12カ月間の入所が義務付けられ、それを終えたら「微罪処分」扱いとなる。前科は残るが、将来就職する際にそれらを開示する義務はない。また、今後2年半は性犯罪前歴者として登録される。

少年は法廷で大人しく座っていたが、裁判官がサッカーに話題を振ると笑顔を見せた。もし再び同様の犯罪行為に及ぶ機会が訪れたらどうするか、と裁判官に尋ねられると、少年はこう言った。「僕はもうやりません。自分のやったことは間違っていたと学習しました」。少年は施設に入れられて以降、妹たちと一切接触していない。家族は少年に会いたがっているという。

更生のチャンスは1度だけ

少年の弁護士を務めるゴードン・ホットソンは言った。「これは少年を救い出すための一度限りの機会だ。青少年犯罪防止チームに少年を更生させるチャンスを与えて、絶対に同じ過ちを繰り返さないようにする。少年はスタッフに心を開き、上手くやっている」

「私たちは過ちを正し、子供たちの安全に最善を尽くしたい」と、少年の母親は言った。「息子は今、本当によく頑張っている。きっといつか、全員で再び家族になれるようにしたい。娘は自分のせいだと言ってとても悲しがっていたが、すぐに元気を取り戻した。とても強い子で、もう悲しみを一切見せない。娘をとても誇りに思う」

2人の子供の年齢と事件の性質を考慮し、実名は報道されなかった。18禁のゲームをなぜ12歳の少年がプレイできたのかも不明だ。

(翻訳:河原里香)

※3月12日号(3月5日発売)は「韓国ファクトチェック」特集。文政権は反日で支持率を上げている/韓国は日本経済に依存している/韓国軍は弱い/リベラル政権が終われば反日も終わる/韓国人は日本が嫌い......。日韓関係悪化に伴い議論が噴出しているが、日本人の韓国認識は実は間違いだらけ。事態の打開には、データに基づいた「ファクトチェック」がまずは必要だ――。木村 幹・神戸大学大学院国際協力研究科教授が寄稿。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

タイ中銀、金融緩和維持へ 景気回復を支援=議事要旨

ワールド

外相と協力して日米関税合意の実施に取り組む=赤沢経

ワールド

クリントン元大統領の証言調整、エプスタイン氏との関

ワールド

焦点:トルコのエルドアン大統領、ガザ停戦合意仲介で
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 5
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 6
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 10
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 10
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中