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中国、ノルウェーのハイテク企業をハッキングか? スパイ活動の一環とも

2019年2月7日(木)10時54分

米情報分析会社のレコーデッド・フューチャーは、中国の情報機関とつながりのあるハッカー集団がノルウェーのソフトウェア会社、ビスマの顧客に関する個人情報を窃取するため同社にハッキングしたと明らかにした。写真はイメージ(2019年 ロイター/KACPER PEMPEL)

米情報分析会社のレコーデッド・フューチャーは、中国の情報機関とつながりのあるハッカー集団がノルウェーのソフトウェア会社、ビスマの顧客に関する個人情報を窃取するため同社にハッキング(不正侵入)したと明らかにした。

このハッキングは中国発とみられる「クラウドホッパー」と呼ばれるもの。ビスマはハイテク企業を狙い撃ちした世界的なサイバースパイ活動について業界内での認知度を高めるため、ハッキング被害の公表に踏み切ったという。

中国国家安全省は連絡先を公表していない。同外務省からのコメントは得られていない。中国政府は一貫してサイバースパイ活動への関与を否定している。

クラウドホッパーを巡っては、昨年12月にも米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)やIBMが被害に遭ったとみられている。

[ロンドン 6日 ロイター]


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