ニュース速報
ビジネス

日経平均は大幅反落、一時2000円超安 FOMC後の米株安やポジション調整で

2026年03月19日(木)16時11分

写真は東京証券取引所。2025年1月、東京で撮影。REUTERS/Issei Kato

Hiroko Hamada

[東‌京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は‌大幅反落し、前営業日比1866円87銭安の5万3372円53銭で取引を終えた。​米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米株安の流れを引き継いで幅広い銘柄が売られ、日⁠経平均は一時2000円超安となる場面​があった。国内では連休を控え、ポジション調整が出たとの指摘も聞かれた。

日経平均は前営業日比951円安で寄り付いた後、すぐに下げ幅を拡大し、5万4000円を割り込んだ。米連邦準備理事会(FRB)が17─18日に開いたFOMCでは、2会合連続で金利を据え置き、⁠年内の利下げが1回にとどまるという見通しが示された。市場ではタカ派的と受け止められ、米国株が下落。東京市場もほぼ⁠全面​安の展開となった。市場関係者からは「これまでは米国の利下げ期待が株価の下値を支えていたが、その期待が後退し、売りが強まった」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。

後場にはさらに下げ幅を広げ、終盤に一時2049円安の5万3190円18銭まで下落した。原油価格の上昇が続く中で素材関連が安く、業種別ではパルプ・紙、⁠ガラス・土石製品などの下げが目立った。

岩井コス‌モ証券の投資調査部フェロー・有沢正一氏は「日米首脳会談や国内の連⁠休を控え⁠る中で、ポジション調整の売りが強まった」と話している。期末を控えて需給面でも荒れやすい局面という。一方、中東情勢が落ち着いてくれば、再び国内の経済や企業業績に関心が向かいやすいとして、「大型株や主力株が相場を支え‌る展開になるのではないか」(有沢氏)とみられている。

TOPIXは2.91%安の3609.4ポ​イントで‌取引を終えた。東証プライ⁠ム市場指数は前営業日比2.91%安の1859.96ポ​イントだった。プライム市場の売買代金は8兆5364億2900万円だった。東証33業種では全業種が値下がり。パルプ・紙、卸売、石油・石炭製品などが値下がり率上位に入った。

新興株式市場では、東証グロース市場250指数が4.35%安の744.86ポイントと大幅反落した。大阪取引所は19日、東証グロース市場250指数先物の‌サーキットブレーカーを同日午後3時12分から22分まで発動した。

個別では、指数寄与度の大きい半導体関連が安く、アドバンテスト、東​京エレクトロン、ソフトバンクグループ⁠が軟調。古河電気工業は堅調だった。主力のトヨタ自動車、リクルートホールディングスが軟調、ソニーグループは小幅安だった。前日に自社株買いを​発表したベイカレントは堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり40銘柄(2%)に対し、値下がりが1541銘柄(96%)、変わらずが9銘柄だった。

  終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 53372.53 -1,866.8 54287.80  53,190.18

7 ─54,333.02

 

TOPIX 3609.40 -108.01 3657.25  3,608.99─

3,661.64 

プライム市場指数 1859.96 -55.79 1885.05  1,859.87─

1,886.94 

スタンダード市場指数 1679.68 -43.00 1706.52  1,678.31─

1,706.52 

グロース市場指数 965.58 -41.28 992.88  963.84─99

2.88 

グロース250指数 744.86 -33.85 767.18  743.39─76

7.18 

東証出来高(万株) 312932 東証売買代金(億 85364.29  

円)

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

スイス中銀、政策金利ゼロに据え置き 過度なフラン高

ビジネス

マスク氏、エヌビディア製半導体の大口発注継続を表明

ワールド

中国、エネルギー安保で東南アジアと協力の用意ある=

ビジネス

サムスン電子、今年度730億ドル超投資へ AI半導
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 3
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 4
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 5
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 9
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 10
    観客が撮影...ティモシー・シャラメが「アカデミー賞…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 8
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中