最新記事

健康ドリル

うんちにまつわるうんちく(失礼!)──あなたの腸は健康?

2018年4月3日(火)16時00分
松丸さとみ

うんちは健康のバロメーター

うんちに詳しい教授の研究対象が腸であることから分かるように、うんちの状態を知ることは、自分の腸の健康を知る上で非常に大切だ。

デイリーメールが2016年7月に報じた記事によると、医療メーカー、コロプラストが英国で2016年に行なった調査では、健康的なうんちがどんな形状をしているのかを知っていると答えた人は、2001人中わずか62.7%だった。つまり、3人に1人が、健康的なうんちがどんなものかを知らないことになる。腸の健康について「何も知らない」と答えた人は20%、「ほとんど知らない」と答えた人は全体の3分の1に上った。

Bristol_stool_chart.jpg

調査ではさらに、医療的に正当性が認められているブリストル便性状スケールを使って、自分のうんちが一番どれに近いかを選んでもらった。その結果、4分の1ほどの人が、「医学的に見て健康的でないうんち」をしていると考えられることが分かった。

デイリーメールによると、ブリストル便性状スケールのタイプ1とタイプ2は便秘の可能性を、タイプ5は繊維不足を示唆している。タイプ6とタイプ7は腸に炎症がおきている可能性がある。

コロプラストのデブラ・ゴードン氏は、「便秘はよくある問題ですが、多くの場合、気に留めなかったり、笑って済まされたりしてしまいます。でも放っておいたら、もっと深刻な健康上の問題に発展する可能性もあります」とデイリーメールに語った。


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

KKR、今年のPE投資家への還元 半分はアジアから

ビジネス

ニデック、信頼回復へ「再生委員会」設置 取引や納品

ビジネス

スイス中銀の政策金利、適切な水準=チュディン理事

ビジネス

アラムコ、第3四半期は2.3%減益 原油下落が響く
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中