最新記事

核実験

北朝鮮、「水爆実験」と発表 過去最大規模で核保有へ着々

2017年9月3日(日)20時48分

9月3日午後、北朝鮮国営放送を通じ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功したと発表した。写真は3日にKCNAが配信した核研究施設を視察する金正恩氏 (2017年 ロイター)

北朝鮮は3日午後、国営放送を通じ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する水爆の実験に成功したと発表した。北朝鮮が核実験を実施したのは6回目。爆発の規模は過去最大で、出力は広島に投下された原爆の4倍以上だった可能性がある。北朝鮮は米国本土へ届く長距離核ミサイルを着実に完成に近づけているとみられ、核保有の阻止に向け圧力をかける日米韓に残された時間は少なくなりつつある。

中ロも非難声明

朝鮮中央テレビは現地時間3日午後3時に重大放送を流し、金正恩労働党委員長が命じた水爆実験は完全に成功したと発表した。水爆はICBMに搭載するもので、核開発プログラムの完成に向けた「重要な」ステップだったとした。

北朝鮮が挑発行為を繰り返す中、9月9日の建国記念日を前に各国は核実験の実施を警戒していた。安倍晋三首相は「わが国として断じて容認できない」との声明を出し、「北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する」とした。河野太郎外相は記者団に対し、北朝鮮に対話の意思はないと発言。すべての選択肢があると強調した。

韓国も最大限に強い措置を講じるとしており、日本、韓国、米国は国連安全保障理事会の開催に向けて調整を始めた。菅義偉官房長官は会見で、「北朝鮮に対し、どのような圧力を強化していくことがもっとも効果があるのか、その観点から厳しい対応を真剣に検討していく。原油製品に関する取引規制も含め、さまざまなことが選択肢にある」と述べた。米韓は、戦略兵器を韓国内に配備することも議論した。

北朝鮮に大きな影響力があるとされる中国、北朝鮮問題をめぐって米国をけん制するロシアも核実験を非難する声明を発表した。

MAGAZINE

特集:世界が尊敬する日本人100

2019-4・30号(4/23発売)

お笑い芸人からノーベル賞学者まで文化の壁を越えて輝くいま注目すべき100人

人気ランキング

  • 1

    ホンダ英国工場撤退で大騒ぎの不思議

  • 2

    羽生結弦が「最も偉大な男子フィギュア選手」である理由【世界が尊敬する日本人】

  • 3

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が公開される

  • 4

    93歳の英女王、免許自主返納の殿下に続き「運転やめ…

  • 5

    土星最大の衛星タイタンで深さ100メートル超の湖が発…

  • 6

    文在寅肝いりの現代自動車「低賃金」工場は、韓国の…

  • 7

    地球外生命が存在しにくい理由が明らかに――やはり、…

  • 8

    「人間の肥料化」が合法化されそう、何それ?

  • 9

    【動画】ショートプログラム歴代最低の3点!──羽生結…

  • 10

    避妊薬の服用法にバチカンへの「忖度」があった!?

  • 1

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 2

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 3

    謎のシャチが見つかった?未知の4種目の可能性

  • 4

    「美人銭湯絵師」の盗作疑惑に見る「虚像」による文…

  • 5

    [動画]クジラがサメの襲撃から人間を救った

  • 6

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が…

  • 7

    5年前、太陽系外の恒星間天体が地球に衝突していた

  • 8

    「心の専門家」に、ピエール瀧氏を「分析」させるメ…

  • 9

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

  • 10

    子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう…

  • 1

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 2

    無残、少女の足の裏に無数の寄生虫!

  • 3

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 4

    女性の体は、弱い精子をブロックする驚くほど洗練さ…

  • 5

    人類史上最も残虐な処刑は「首吊り、内臓えぐり、仕…

  • 6

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

  • 7

    謎のシャチが見つかった?未知の4種目の可能性

  • 8

    「令和」に関して炎上する中国ネット

  • 9

    大坂なおみ選手の二重国籍が認められた!

  • 10

    映画『ボヘミアン・ラプソディ』が語らなかったフレ…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
広告営業部員ほか求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月