最新記事

ロシア疑惑

トランプの会社、大統領選中にロシアでトランプ・タワー展開を模索

2017年8月28日(月)14時15分

8月27日、米紙ワシントンポスト(WP)は、トランプ米大統領(写真)が選挙運動を展開していた2015年終わりから16年初め頃にかけて、同氏の事業がロシアで不動産プロジェクトを進めようとしていたと報じた。写真はイタリアのシチリアで5月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

米紙ワシントンポスト(WP)は27日、トランプ米大統領が選挙運動を展開していた2015年終わりから16年初め頃にかけて、同氏の事業がロシアで不動産プロジェクトを進めようとしていたと報じた。

事情に詳しい関係筋や、トランプ氏が経営していた「トランプ・オーガニゼーション」の弁護士が確認した記録などを引用して伝えた。

それによると、トランプ氏の事業はモスクワに「トランプ・タワー」を建設することで投資家と合意し、覚書に署名した。しかし、土地や認可の取得が進まず、16年1月末に建設を断念した。

トランプ氏は16年7月にツイッターで「ロシアには一切投資していない」と言明し、同国とのビジネス上のつながりを否定、翌日の記者会見でも「ロシアとは一切関係を持っていない」と述べていた。

WPによると、モスクワでのプロジェクトを巡る交渉は15年9月に本格化した。ある投資家が建設し、ライセンス契約を通じてトランプ氏の名前を付けることを計画したが、トランプ氏がどの程度関与していたか、あるいは交渉についてどの程度把握していたかは明らかでない。

計画が破棄される前、ロシア人の不動産ディベロッパーはトランプ氏にモスクワを訪れプロジェクト進展を促すよう求めるとともに、プーチン大統領がトランプ氏について「すばらしい」内容の発言をするよう仕向けることができると提案したもようだ。WPによれば、トランプ氏はモスクワを訪問しなかった。

案件の詳細はロシア疑惑を調査する議会関係者に近く提出される一連の電子メールの中に含まれているという。

[ワシントン 27日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め

ワールド

イラン、イスラエルの核施設付近攻撃 初めて長距離ミ

ビジネス

アングル:コーヒー相場に下落予想、「ココア型暴落」

ワールド

アングル:米公共工事から締め出されるマイノリティー
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    メーガン妃、親友称賛の投稿が波紋...チャリティーの場でにじんだ「私的発信」
  • 3
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 4
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 5
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 6
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 7
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 10
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中