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ペンス副大統領の米大学卒業式スピーチ 学生が抗議で退出

2017年5月22日(月)13時03分

退出を呼びかけた学生団体は、「ペンス副大統領が卒業式に参加して名誉学位を得ることは、カトリックの価値や教えに反する政策や行動に支持を与えたに等しい」との1人の学生の言葉を声明で引用した。

副大統領に当選する前にインディアナ州知事を務めたペンス氏は、スピーチで、大学側が「反対すべき知見」と考えるものに学生が接点を持たないようにしたり、大学の授業や他の教育活動の場で使われるべき表現を推奨したりする動きを取り上げた。

「発言規則や、(性的マイノリティなどへの差別的言動を禁止する)セーフ・ゾーン、(発言内容ではなく、発言者の態度や口調などを批判対象にする)トーン・ポリシング、大学当局側が定める政治的正しさなどが、アメリカの大学で横行しすぎている。とどのつまり、言論の自由の抑圧に他ならない」と、ペンス氏はスピーチで語りかけた。

[21日 ロイター]


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