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アップル

豪華なドーナツ型新社屋はアップルの「墓標」になる?

2017年5月31日(水)19時48分
ケビン・メイニー

シリコングラフィックスは、業績の絶頂期に広大な敷地を持つ本社を建設したが、2003年にはこの施設を当時急成長していたグーグルに売却した。

AOLタイム・ワーナーは合併したばかりの2000年に、ニューヨーク市内の一等地で巨大な本社の建設に着手したが、その直後に株価が暴落し、史上最悪の合併劇の1つとの烙印を押された。

とはいえ、アップルには優れた人材がそろっており、あっと驚くような素晴らしい新製品を発表し、他社を突き離す可能性もある。2600億ドル近い現金も保有している。これは、GE(ゼネラル・エレクトリック)やAT&T、あるいはビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベブを買収できるほどの金額だ(そうなれば「アップル・ビール」が実現する!)。

だが、アップルの壮大な新社屋がいつか、かつて時価総額が8000億ドルに達した頃の栄華を後世に伝えるモニュメントになる日がやってくる可能性も、同程度にある。

(翻訳:河原里香/ガリレオ)

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