最新記事

韓国

韓国特検サムスンのトップを逮捕 朴大統領の疑惑追及は来週山場へ

2017年2月17日(金)21時27分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


パク・クネ大統領の疑惑調査は来週山場へ

さらに、特別検察官チームの動きとは別に、憲法裁判所によるパク・クネ大統領への弾劾審判も山場へ向かっており、最終弁論日は2月24日と決まった。

韓国メディア中央日報によれば、パク大統領の弾劾審査を担当している李政美(以下、イ・ギョンミ)憲法裁判所長権限代行は16日に行われた第14回弁論で「国家元首であり、行政府を率いる大統領の権限が停止され、国政の空白による社会的混乱が2カ月以上続いている。1年も2年も裁判を続けることはできない状況ではないか」と述べ、「2月23日までに準備書面を提出し、24日に最終弁論ができるように準備してほしい」と要請した。

イ・ギョンミ権限代行が3月13日には退任を控えていることから、3月10日前後には最終宣告が出されるものと予想されている。仮に3月10日に弾劾が決まれば、その瞬間からパク・クネ大統領は正式に大統領の権限を剥奪され、60日以内に大統領選挙が行われる。

中央日報によれば、中央選挙管理委員会の関係者は「憲法裁判所が3月10日に弾劾決定をする場合、4月29日〜5月9日の間に大統領選挙を実施しなければならない」と述べた。韓国は平日に選挙を行うことが慣例になっているため、5月2、4、8、9日に大統領選挙が実施される可能性が高いという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送-〔アングル〕日銀、柔軟な政策対応の局面 米関

ビジネス

3月完全失業率は2.5%に悪化、有効求人倍率1.2

ビジネス

トランプ氏一族企業のステーブルコイン、アブダビMG

ワールド

EU、対米貿易関係改善へ500億ユーロの輸入増も─
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 8
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 9
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 10
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中