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シリアシリア政府軍「停戦終了」表明、人道支援車両が攻撃され12人死亡
9月19日、シリア北部のアレッポ近郊で19日、人道支援物資を載せた車両がアサド政権側の軍用機による攻撃を受け、12人が死亡したと民間団体が明らかにした。写真は最近のシリア北部アレッポの町並み。17日撮影(2016年 ロイター/Abdalrhman Ismail)
シリア北部のアレッポ近郊で19日、人道支援物資を載せた車両がアサド政権側の軍用機による攻撃を受け、12人が死亡したと民間団体が明らかにした。またシリア軍は、米ロの合意で12日に発効した停戦が終了したと明らかにした。
在英の「シリア人権監視団」は支援車両への攻撃について、シリアかロシアの航空機によるものとし、アレッポ周辺では停戦終了後に35回の攻撃があったと明らかにした。国際赤十字・赤新月社連盟は、シリア・アラブ赤新月社(SARC)のボランティア14人が死亡したとしている。
国連のスポークスマンによると、国連とSARCの車両31台のうち、少なくとも18台が被弾。アレッポ市民向け支援物資7万8000人分を運んでいたという。
米政府高官は「(停戦が)修復可能かは不明だ」と述べ、ロシア側が迅速な対応を示す必要があるとした。
シリア政府軍は攻撃についてのコメントを明らかにしていないが、同軍は今回の停戦が終了したと表明。反体制派が繰り返し停戦を破ったと非難し、「治安と安定を取り戻すため、テロリズムと戦う国家的義務を全うし続ける」と主張した。
一方、東部デリゾール県では17日、米軍などの空爆でシリア軍兵士60人以上が死亡。米政府は誤爆の可能性を認めている。