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飼い主留守でも猫まっしぐらなペット自動エサやり機 ネット接続の失敗と教訓

2016年8月23日(火)18時30分
ケイト・ローレンス ReadWrite[日本版]編集部

<あらゆるモノがネットとつながるIoTの時代、人はペットのエサやりもネットで管理しようとしている。だがそこには意外な落とし穴が潜んでいた......>


 ペットの自動エサやり機(エサやり機)サービスを提供しているPetnetシステム障害の件で、ここ数日、米国内ソーシャルメディアやニュースサイトはざわついている。コネクテッドデバイスの「信頼性」に疑問が投げかけられているのだ。

 事の発端は、水曜日のPetnetからのメール(部分引用)に腹を立てたオーナーのツイート(下の画像)である。


「定期的、あるいは遠隔地からの給餌に支障をきたすこともあります。問題の際はご自身でペットの給餌を行っていただくようお願いいたします。」

readwrite20160823163117.jpg


 Petnetは「ペットの健康管理のためのセンサー技術、学習アルゴリズムおよび処理能力」をサービスとして提供しており、連携アプリを通じてエサやりのスケジュールをカスタマイズし、オーナーはエサやりの際やエサの残量が無くなってきたときにアラートを受けることができる。飼い主の帰宅が遅くなったり、早朝に起きるのを避けたり、休暇に出かけるときなどのケースを想定して作られたものだ。飼い主が怒り狂ったのも理解できる。

 PetnetのCEO カルロス・ヘレラ氏によると、Googleからレンタルしていたサーバーサービスが10時間ほどダウンしており、冗長化がなされていなかったとのことだ。さらにPetNetは、緊急時の対応策を用意するつもりだったとThe Gurdianは報じている。ヘレラ氏が言うには、今回の障害で影響を受けたのは顧客の10%であり、サービスダウン中もエサやり器は設定されていたスケジュールで機能するはずだとのことだ。しかし、実際のところユーザは遠隔からのエサやりやスケジュールの変更を行えない状態であったという。


Petnetのプロモーションムービー

 

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