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ナイジェリア

自爆テロの5分の1が子供、少女は性奴隷かテロ実行役に

2016年4月13日(水)18時54分
ルーシー・ウェストコット

「子供による"自爆"攻撃が珍しくなくなったことで、子供たちを安全上の脅威と考えるコミュニティーが出てきた」と、フォンテーヌは言う。「子供を疑えば破滅的な結果が待っている。娘に母親、姉や妹を追放してしまって、コミュニティーの再建などできるだろうか」

 6年に及ぶボコ・ハラムの攻撃により、ナイジェリアで死者は2万人、難民・国内避難民は推定230万人にも上る。100万人以上が子供だ。2000近い学校が略奪被害や教師の殺害、国内避難民の収容のために閉鎖されている。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、2014年以降、ボコ・ハラムによって拉致された子供は推定2000人に達するという。少年は戦闘員に、少女は性的奴隷にされているとみられるが、今や少女は自爆テロ要員でもあるのだ。

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