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「決断疲れ」が生産性を奪う

Drowning in Jam

2014年11月7日(金)15時47分
ジェーン・C・フー(科学ライター)

 決断のための時間を制限するのも1つの方法だ。新しいバッグを買う場合、5分で選ぶことにしたら検討対象の数は自然と限られる。時間を節約できるし、研究が示唆するように、自分の決断にも満足するだろう。

 あまり重要でないことなら、判断を外部に任せてもいい。仕事帰りにジムに寄るか、顧客のところに立ち寄るか迷っているなら、誰かに決めてもらうのだ。私は、「イエス/ノー」を自動的に決定してくれるサイトを利用している。

 時間がたてば生産性は落ちるものだ。デスクを離れて、6㌦のコーヒーで贅沢をし、YouTubeで面白ビデオを見る。ちょっと長めのランチで気分転換するのもいい。

 考え方を変えれば、生産性も上がるかもしれない。一部の研究者は、自我の消耗なんて思い込みだと見なしている。また、自制心は無限にあると考える人は、自我の消耗を見せにくい。彼らは実際、「e」を消すといった退屈な作業の後でも、自制心テストの成績が向上するのだ。

 もっと不思議なことに、選択の自由についての考え方も生産性に影響する。その正当性を強く信じている人ほど意思決定を楽しみ、決断に満足する傾向がある。

 読者の皆さん、ごめんなさい。生産性を上げる一番の方法は、この記事の内容を無視することかもしれない。

© 2014, Slate

[2014年11月 4日号掲載]

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