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イスラエルがシリア空爆で破壊したもの

内戦下のシリアに紛れ込むイスラム過激派を潰しにかかったイスラエルとシリア、イランの対立は先鋭化するばかり

2013年2月5日(火)17時09分
タリア・ラルフ

遠ざかる平和 シリア政府軍によるとみられる攻撃で破壊されたアレッポの町で生存者を捜す人々 Aaref Hretani-Reuets

 内戦が続くシリアのアサド大統領は3日、イスラエルが「シリアを不安定化させようとしている」と非難した。イスラエル軍が先月末、ダマスカス近郊で軍研究施設などを空爆したことについて述べたものだ。

 この空爆で、「シリアの敵対勢力と手を組み、国内の協力者を利用してシリアを不安定化、弱体化させようとするイスラエルの真の狙いが明らかになった」とアサドは言う。「この脅しと侵略」に立ち向かう能力をシリアは備えている、とも語った。
 
 アサドの発言は、イランの最高安全保障委員会事務局長サイード・ジャリリとダマスカスで会合した際のもので、イスラエルの空爆について初めて触れた。

 ジャリリはこれに対し、シリアへの協力を約束。「シオニスト(ユダヤ民族主義者)の侵略に対抗し、外国勢力の陰謀に立ち向かおうとするシリアの人々を全面的に支援する」と話した。

 今回の空爆では、兵器製造を行っているとされる軍研究所が狙われたと報じられている。さらに、イスラエルと敵対するレバノンのシーア派武装組織ヒズボラにロシア製地対空ミサイルを運んでいた車列を標的にしていたとの情報もある。

 イスラエルのバラク国防相は3日、訪問先のドイツで「シリアからレバノンに高性能兵器が持ち込まれる事態は認められない」と発言し、イスラエル政府の空爆への関与を事実上認めた。

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