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アフガニスタン働くだけで命を奪われるアフガン女性
銃撃や爆弾テロなどで次々と犠牲になっても、女性たちには護衛も付かない
怒りの拳 頻発する暴力に怒りの声を上げるアフガニスタンの女性たち(今年9月、カブール) Mohammad Ismail-Reuters
今週東部のラグマーン州で、州女性局の局長代理を務めるナディア・セディッチが殺害された。自宅近くで人力車に乗ろうとしたところを撃たれたという。犯人はまだ分かっていない。この事件で、政府機関に勤務する女性職員が直面する危険が、改めて浮き彫りとなった。
セディッチの前任者のハニファ・サフィもまた、今年7月に爆弾テロで殺害された。テロではサフィの夫も死亡した他、11人が負傷した。サフィは何度も警察に護衛を求めていたが、その要求は無視され続けた。
セディッチ殺害の捜査は開始されたが、政治的背景があるかどうかはまだ不明だ。
アフガニスタンでは、多くの政府機関の女性職員が護衛も付かないまま働いている。このためイスラム過激派をはじめ、女性の就労に反対する勢力から攻撃対象にされている。
「こうした事件は初めてではない。過去10年で、公職に就くアフガニスタンの女性が何人も暗殺されている」と、人権擁護団体のアムネスティ・インターナショナルはサフィ殺害に関してコメントしている。「一般市民を狙って殺害するのは、おぞましい行為だ」
アフガニスタンでは今週、南西部ニームローズ州でも、州警察長官が爆弾テロで殺害されている。しかしこの事件も誰が犯人かはまだ分かっていない。
From GlobalPost.com特約