最新記事

俳優

「頭では理解していても体が......」憑依型俳優サラ・ポールソンって誰?

Acting Takes Its Toll

2024年11月08日(金)15時00分
H・アラン・スコット(ライター、コメディアン)
サラ・ポールソン

狂気的な役の後は体がトラウマを記録しているというポールソン BRUCE GLIKASーWIREIMAGE/GETTY IMAGES

<狂気に陥る役を得意とするサラ・ポールソンが、新作サイコスリラー『ホールド・ユア・ブレス』に出演した理由について>

「空気中に土ぼこりが蔓延し、全く呼吸ができない状況を想像できる?」

それは俳優サラ・ポールソンが新作映画『ホールド・ユア・ブレス』(ディズニープラスで配信中)で挑んだ状況だ。ダストボウルと呼ばれる砂嵐が米中西部を襲った1930年代、ポールソン演じる母親のマーガレットは、超自然的な存在に家族が脅かされていると思い始め、徐々に狂気に陥っていく。

【関連動画】『ホールド・ユア・ブレス』予告編 を見る


そうした役柄が続くと自分自身に影響が出ると、ポールソンは語る。

「悲鳴を上げながら走っていたのに、(撮影後)すぐに座ってメールをする俳優はたくさんいる。私は違う......頭では演技だと理解していても、体がトラウマを記録している」

しかしキム・カーダシアンやグレン・クローズらが出演するライアン・マーフィー監督の法廷ドラマ『オールズ・フェア』(米Huluで2025年配信予定)では、ポールソンはトラウマから解放されるかもしれない。

「本当に贅沢な話。グレン・クローズという伝説的な人物と一緒に仕事をして、その上お金までもらえるなんて」と言うポールソンに、本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。

◇ ◇ ◇


──ダストボウル時代の何に引き付けられた?

この映画のどこに出演したくない理由があるんだろう? 起きる可能性が非常に高いものを描いた映画ほど恐ろしいものはない。出演を決める理由として、この前提はとても魅力的だ。

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、きょう午後に日本へ 対米投融資や

ワールド

ロシア、原子力推進新型巡航ミサイル実験成功 実戦配

ビジネス

再送低利回りの超長期債入れ替え継続、国債残高は9年

ワールド

対中100%関税回避、レアアース規制1年延期 米中
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 4

    話題の脂肪燃焼トレーニング「HIIT(ヒット)」は、心…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    日本初の「女性首相」は生まれる?...「高く硬いガラ…

  • 1

    「エプスタインに襲われた過去」と向き合って声を上…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 4

    「恐ろしい」...キャサリン妃のウェディングドレスに…

  • 5

    日本初の「女性首相」は生まれる?...「高く硬いガラ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

特集:脳寿命を延ばす20の習慣

2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ