人気コメディー番組のコメディエンヌが書いた「コロナ泣き笑い記」
Crying and Laughing
プライベートではつらい経験を味わったが、仕事は相変わらず忙しく、好調だった。「私は現実よりずっと忙しかったと思われているみたい」と、彼女は言う。「本当はベッドの中で長時間過ごしていたし、執筆する日もあれば、ルーシー(愛犬)と散歩に出掛ける日もあった」
「私は泣ける話が好き。だからといって楽しくないわけでもない。誰かの葬儀に参列したり、つらい経験をしたりしても、そこには笑いもたくさん含まれている。私にとって大切なのは心をオープンにすること。それは常にコメディーの一部だと思っている」
回顧録が出版された今、ストロングは悲しみを抱えているのは自分だけではないと実感している。「(この本のオーディオブック版を録音した)スタジオでも、最後には全員が泣いていた。責任者の男性は最近、大切な人たちを亡くしたそうで、『この本は多くの人の助けになると思う』と言ってくれた」
オーウェンから受けた影響は、恋人のジャックを心から好きになることにもつながった。「オーウェンは生前、愛について教えてくれた。亡くなった後も教えてくれる」と、ストロングは言う。
「私たちは会えない時期があった。『デートしようか?』『OK!』と言っていたのに、4日後に彼が新型コロナに感染して、それから3カ月も会えなかった。とてもつらかった。でも、彼は私の人生に戻ってきた。外で私と手をつなぎたいと思ってくれる人がいるのは本当にうれしい」
自分自身にも優しさを
「彼の好きなところは、何でも言い合えること」だと、彼女は言う。「私にとってはとても貴重なこと。私には話し合える相手が必要。この1年で性格が丸くなったと思う」
これまでのところ、21年は20年よりずっといい。7月にはSNLの仕事でエミー賞にノミネートされた。「とてもラッキーだと思う。もちろんノミネートされたのは素晴らしいけれど、私は去年のSNLに参加できたことをとても誇りに思っている。なので、ノミネートは私たち全員へのご褒美だと思う。去年は大変な年だったし、自分たちがやったことは本当に誇らしい」
ストロングは『シュミガドーン!』について、20年にさまざまな経験をした後で取り組んだミュージカル・コメディーは、暗闇の先の光だったと言う。「個人的には癒やされた気分。今は少し怖さがなくなって、もっとオープンになっている。これをみんなと共有できるのはとてもうれしい。この作品は人々に必要なものだと思う」
「今は誰もがとても怒っていて、心の傷をたくさん抱えている。私たちはお互いに、そして自分自身にも優しくならないと。ちまたにあふれる『最悪だ』という言葉が『愛してる』に変わっていったら素敵だと思う」

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