人気コメディー番組のコメディエンヌが書いた「コロナ泣き笑い記」
Crying and Laughing

コメディーと緊張感は表裏一体だと言うストロング GARY GERSHOFF/GETTY IMAGES
<米人気コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ』の人気者セシリー・ストロングが自著で語った別れと愛>
笑いと悲しみの間には、それほど大きな違いはない。「コメディーには、緊張感が付き物。その2つは表裏一体なの」と、人気コメディー番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演するコメディエンヌのセシリー・ストロングは言う。
2020年のストロング自身がそうだった。まず、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の最中にSNLの撮影があった。次にアップルの動画配信サービス、アップルTV+の新しいミュージカル・コメディー『シュミガドーン!』をどうやって安全に撮影するかという問題に直面した。
ストロングは繰り返し不安と憂鬱に襲われるなかで、新型コロナのために新しい恋を「保留」せざるを得なかった。30歳のいとこオーウェン・ストロングが脳腫瘍で亡くなる悲劇も経験した。
「いとこが亡くなって、付き合い始めた相手が新型コロナに感染して、しかも私の体温計は壊れていた。『私は死ぬの? 彼も?』と思った」
ストロングは8月10日にサイモン&シュスター社から刊行された回顧録『もうすぐみんな終わる』に、赤裸々に全てを書いている。「この本を書くのはすごく個人的な作業で、どうなるか分からなかった。オーウェンのことを書きたいかも分からなかった」
いとことは子供の頃は親しかったが、ずっと連絡を取っていなかったという。「私がSNLのオーディションでニューヨークに来たとき、オーウェンが会ってくれた。『あなた誰? 大人のあなたは知らないよ』って思った」
「突然彼が現れて、ずっとそばにいてくれた。家族に愛されるのがどういうことなのか、彼は教えてくれた。その愛を受け入れてもいいし、甘えていいんだと。彼が病気と診断されたとき、『心から愛してる』というメールをたくさん送り合った。私にとって、言葉にできないくらい大切な贈り物だった」
もうひとつのつらい喪失
ストロングはオーウェンの死という悲しい経験から、それまで向き合うのを避けていた別のつらい喪失にも目を向けた。「友人のリズのこと。13歳から16歳までずっと一緒だった親友が、5年前にヘロインの過剰摂取で死んでしまった。そのことをどう話したらいいのか分からなかった」
「私はとても混乱していた。どうして私がこうなって、彼女がああなったのか。私はいつでも友達に戻れると信じていたのに......。だから喪失について書くときは、リズや心の中に残っている人たちのことを振り返って、よく考えないといけないと思う」
ストロングは、その過程で人生に対する理解が深まったという。「オーウェンを理解しようとしたときもそう。彼の思考プロセスはどうだったのか。あんなに勇気があって、楽しくて、明るいのはなぜ?それを考えることで、新型コロナや悲しみにもっと上手に対処できる気がしてきた」
-
人事/在宅週2&フレックス!外資系企業でHRアドバイザー 人事・総務
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給41万6,000円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員
-
外資系企業の総務アシスタント 未経験歓迎 土日祝休み 港区 20代・30代活躍中/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給20万円~23万5,000円
- 正社員
-
外資系投資銀行の総合受付チームリーダー 土日祝休み 月25万円~ 千代田区 20代・30代活躍中
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~35万7,000円
- 正社員