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ロボットよりもデキると思われる人間の管理職の条件

2019年11月25日(月)18時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

これからの時代、管理職に求められるものは? PhonlamaiPhoto-iStock

<AIが職場で身近なものになることで、職場でのマネージャーの役割が再定義されている。ロボットにはできない、人間のマネージャーが担うべき仕事とは?>

オラクルと調査会社「Future Workplace」が合同で実施した調査によると、労働者の82%が、ロボット上司は特定のタスク(作業スケジュールの管理や公平な情報の提供など)において、人間の上司よりも優れていると考えいる。

さらに言えば、64%の人は自分の上司よりもロボットを信頼し、アドバイスを請うのは人間の上司ではなくロボットを選ぶという人も半数存在する。

この傾向が強いのは、インド(89%)、中国(88%)、シンガポール(83%)、ブラジル(78%)、日本(76%)で、アジアの国が多くみられる。

報告によると、アジアでのロボット需要は急増しており、インドでの産業用ロボットの売り上げは1年で39%増加。中国は2020年までに世界で最も自動化された国の1つになることを目標に掲げている。

人間の管理職が優れている部分

調査では、人間の管理職よりもロボット管理職の方が優れている点として下記の回答があった(上位3つ)。

・作業スケジュールの維持(34%)
・問題解決(29%)
・予算の管理(26%)
・公平な情報の提供(26%)

一方、人間の方がロボットよりも優れていることについては、このような項目が挙げられた。

・感情を理解してくれる(45%)
・指導力(33%)
・職場のカルチャーを作り出すこと(29%)

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