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喧嘩はほどほどに! 喫煙と同様、健康のために見直すべきは夫婦仲

2018年07月24日(火)16時20分
安部かすみ

仲良くすることによる利点を結婚生活が長くなると忘れがち? Vladimir Vladimirov-iStock

<夫婦間の衝突が多いと、心臓機能の悪化や免疫系の問題までさまざまな健康障害に繋がることが明らかに>

「結婚生活の良し悪しが、健康面に深刻な悪影響を及ぼす可能性がある」──アメリカの研究機関の発表で明らかになったショッキングなニュースを英ガーディアン紙等が伝えた。

373組の夫婦を16年間にわたって調査

研究を行ったのは、アメリカのネバダ大学とミシガン大学の研究機関に所属する心理学者の合同チーム。16年間かけて373組の夫婦を対象に行った調査で、この研究結果は、2018年7月12日~16日にコロラド州フォートコリンズ市にあるコロラド州立大学で開催された、「関係性の研究のための国際協会」( IARR、International Association for Relationship Research) による2018年のカンファレンスにて、関係性と健康に関する研究者、 Rosie Shrout氏が明らかにした。

Shrout氏によると、結婚生活で衝突が多い夫婦は、夫と妻共に、過食、食欲減退、ストレスホルモンの増加、心臓機能の悪化、免疫系の問題まで、さまざまな健康障害が多く見受けられるという。また夫婦間の衝突が大きく、それが頻繁に起こる場合は、喫煙や飲酒による健康障害と同じくらいの影響をもたらすこともあるらしい。

またどのカップルも結婚当初は、夫婦が仲良くすることによるさまざまな利点を認識しているが、結婚生活が長くなるとそれらの利点について忘れ去られる傾向があるとのこと。

既婚者は長生きの傾向、なのに...

「実は既婚者は一般的に、独身者もしくは離婚した人、配偶者が死亡した人に比べて、長生きする傾向があることもわかっている。既婚者は心理的に、身体も心も健康なウェルビーイングの状態が良く、病気になりにくく、病気になったとしても回復が早い傾向にある。よってこの最新の調査結果は、結婚がウェルビーイングのために良いことだとされている結論に疑問を投げかけるものだ」とShrout氏。

「子供、家計、義理の家族との関係性、余暇の過ごし方などについて、夫婦で意見の食い違いが見られたときに、思いやりのない言い方をしたりムキになったり、また同じ問題について何の進歩も解決も見られないまま何度も何度も言い争いが起こる場合、特に健康のエンパワメントへの悪影響に繋がる恐れがある」と同氏は言う。

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