喧嘩はほどほどに! 喫煙と同様、健康のために見直すべきは夫婦仲
2018年07月24日(火)16時20分
「一時的に相手のために優しいことをしたり、相手といていかに幸せかを表現したりすることはそれほど大切なことではない。大切なのは、長い結婚生活全般において夫婦がお互いのために何をしてあげることができるのかを考えること。その日々の積み重ねだ」と結論づけた。
他国の研究機関も注目
ちなみに、夫婦間の衝突による健康被害については、他国でも研究機関が調査するなどホットトピックのよう。このたびの研究結果には関わっていないが、英ガーディアン紙によれば、イギリスのエセックス郡にあるエセックス大学の社会心理学教授、Veronica Lamarche氏も、夫婦間の衝突による健康への悪影響について警笛を鳴らしている。
「結婚生活がうまくいっていないと、ストレスホルモンの増加、炎症、食欲の変化、免疫機能など、さまざまなタイプの生理反応に関係するという研究結果がある」と同氏。「一度のちょっとした言い争いが関係性に悪影響を与えるということではない。頻繁に夫婦間で衝突が起こったり、その問題が長年続いている場合が問題なのだ。言い争いを最小限に抑えるためには、効果的にコミュニケーションをとることが重要」と付け加えた。