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「死の大地」チェルノブイリ立入禁止区域で発見された「絶滅危惧種の群れ」の動画にネット興奮

Rare Footage of ‘Critically Endangered’ Horses in Chernobyl Exclusion Zone

2025年12月18日(木)16時50分
リズ・オコンネル

「死の大地」が「動物の楽園」に

動画では、1頭のモウコノウマが道路を横切り、森の中へと歩いて行く様子が映されている。チームがその馬を追って森へ入っていくと、さらに数頭の馬が確認された。最終的にチームは、合計で7頭を確認したという。

モウコノウマについての最新の個体数データは存在しないものの、ベッツ氏によれば、過去数年の間に何頭かが失われているとのことだ。中には、夏に地雷を踏んで死亡するという痛ましい事故もあったという。


チェルノブイリ原子力発電事故の後、一帯はかつて不毛の地と考えられていたが、チェルノブイリは現在では野生動物にとって意外な「ホットスポット」となっている。モウコノウマのほかにも、原子力発電所周辺には約250頭の野良犬が生息しており、そのうち225頭がチェルノブイリ市内に、残りが立入禁止区域全体に広がっている。

この動画はTikTokで拡散され、視聴者の間に衝撃を与えた12月18日時点で、53万件以上の「いいね」と1900件以上のコメントがついている。

ネットユーザーからは、「羨ましすぎる。モウコノウマを実際に見る機会なんて、自分には一生ない気がする! モウコノウマは本当に素晴らしいし、そんな過酷な環境で生き延びているっていうのがまたすごい!」「モウコノウマが君たちを見つめている様子、君たちがモウコノウマを見つめているのと全く同じ眼差しだよね」「もしこんな馬が道を歩いているのを目撃したら、きっと叫んでしまうと思う。動物の再野生化の物語の中で、これがいちばん心に残っている」などといたコメントが寄せられた。

人が離れたチェルノブイリ原子力発電所周辺は、人間にとっては「死の大地」かもしれないが、人間以外の動物にとっては「楽園」なのかもしれない。

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