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銃規制

3Dプリンター製の自動小銃が米社会に及ぼす脅威

EASY TO MAKE 3D-PRINTED GUNS

2021年3月12日(金)17時20分
アリ・シュナイダー(ジャーナリスト)

この原稿の執筆には倫理的なためらいもあった。こうやって情報をオープンにすれば、多くの人を危険な行動に導くことになりかねない。しかしアイバンたちは現に大きなプラットフォームで情報を拡散している。警鐘を鳴らす冷静な報道の重要性は高まっていると思う。

いかがわしい情報ほど拡散しやすい。しかもポルノサイトや普通のSNS上だけではない。いわゆるダークウェブに潜むネオナチのフォーラムでも、FGC9は熱い注目を集めている。ディターレンス・ディスペンストは銃関連の各種ポッドキャストでも紹介されている。動画投稿アプリTikTok(ティックトック)のユーザーは自宅でライフルを作る方法を教え合っていて、何百万回も再生された動画がある。こうした事実を、私たちは知る必要がある。

「この流れは、もう止められない。どんどん大きくなっていくだけだ」とアイバンは言う。彼らは既に第2世代のFGC9の開発に取り組んでいる。銃身とボルトの製造が容易になり、人間工学的な機能性も見た目も改善され、あと数カ月もあれば公開できるという。

©2021 The Slate Group

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