最新記事
SDGsパートナー

ピーチパインを軸にした「理想の循環」実現に大きく前進...西表島ホテルが進めるエコツーリズム

2025年10月24日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
「地域と共に未来へ」星野リゾート 西表島 ホテルが挑むピーチパインによるエコツーリズムの実践

パイン農家をはじめ、旅行者や子どもたちなど多くの人々を巻き込んだ「協働」の島づくりがはじまった

<西表島ホテル by 星野リゾートは持続可能な観光の仕組み作りを目指す「エコツーリズムリゾート」として、西表島の特産品であるピーチパインを中心とした循環型農業の構築を推進。地道な取り組みに大きな一歩が刻まれ、理想の実現に近付いている>

日本企業のたとえ小さな取り組みであっても、メディアが広く伝えていけば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。そのような発信の場をつくることをミッションに、ニューズウィーク日本版が立ち上げた「SDGsアワード」は今年、3年目を迎えました。

私たちは今年も、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

ピーチパインの生産を持続可能にするための3つの取り組み

西表島ホテル by 星野リゾートでは2021年から「エコツーリズムリゾート」の実現を目指し、様々な取り組みを展開している。

その一つが、島のパイン農家と協働して行っている「西表島の特産品であるピーチパインを中心とした資源循環構築プロジェクト」だ。ピーチパインの認知拡大と価値向上や循環型農業の構築を目指し、以下の3つの取り組みを実施している。

1 春のピーチパイン祭り

旅行者に西表島の特産品ピーチパインの魅力を伝える「春のピーチパイン祭り」。宿泊客が実際にピーチパインを味わい、島のパイン農家と交流し、直接ピーチパインの特徴や栽培のこだわりについて学び、体験できるイベントとして開催している。

2 環パイン プロジェクト

ホテルのレストランで出た生ごみを堆肥化することで再資源化し、ピーチパインの生産に活用する循環型農業「環パイン プロジェクト」の取り組みは2024年4月に本格的に開始されたもの。堆肥を資源としてパイン農家へ還元し、その堆肥を使って栽培したピーチパインを宿泊者に振る舞うことで循環型農業のサイクルを確立することを目指している。

3 西表島ピーチパインの学校

newsweekjp20241016101417-24b95d22b3df51f728a64d437f70368a30177603.jpg

毎年、春のピーチパイン祭りの時期に合わせて、同ホテルに地元の小学生を招待し、開催される

次世代を担う子どもたちの地元への誇りや愛情を深め、ピーチパイン生産の持続に繋げるイベント「西表島ピーチパインの学校」。地元の小学生に対して、ピーチパインが旅行者にとっての観光価値を生み出していることや、パイン農家が熱い想いや愛着を持って生産に取り組んでいることを伝えている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

再送-インタビュー:USスチール、28年実力利益2

ビジネス

再送-〔アングル〕日銀総裁、12月利上げへシグナル

ワールド

ロ軍、ドネツク州要衝制圧か プーチン氏「任務遂行に

ビジネス

米ISM製造業景気指数、11月は48.2に低下 9
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯終了、戦争で観光業打撃、福祉費用が削減へ
  • 2
    【クイズ】1位は北海道で圧倒的...日本で2番目に「カニの漁獲量」が多い県は?
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 5
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 6
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    600人超死亡、400万人超が被災...東南アジアの豪雨の…
  • 9
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 10
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中