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がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?

18.7 Million Cancers Study Reveals Top Preventable Risk Factors

2026年2月6日(金)17時30分
ダニエラ・グレイ

東アジアは対処可能ながんが半数以上を占める

男女間でも明確な差が見られた。女性患者においては、全体の29.7%(約270万件)のがんが対処可能な要因と関連していたのに対し、男性ではその割合が45.4%(約430万件)と大幅に高かった。

女性において最も大きなリスク要因は全体の11.5%を占める感染症だった。これには、子宮頸がんの原因として知られるヒトパピローマウイルス(HPV)や、胃がんとの関連があるとされるヘリコバクター・ピロリ菌の感染が多く含まれている。次に大きな要因は喫煙であった。


男性においては、喫煙が23.1%を占め圧倒的だったほか、その次に多かったのは感染症だった。これらのリスクは、特に肺がん、胃がん、肝臓がんとの関連が強かった。

また、生活習慣、公衆衛生制度が世界各地で異なるため、地域ごとに顕著な差異が存在することも明らかになった。

女性の場合、サブサハラ・アフリカ地域では、対処可能なリスクに関連するがんの割合が最も高く、38.2%に達した。一方、北アフリカおよび西アジアではその割合が最も低く、24.6%であった。他のほとんどの地域では、女性のがん症例の約3分の1が予防可能とされた。

男性では、地域差はさらに大きかった。東アジアでは、男性のがんの57.2%が対処可能なリスク要因と関連していた。これに対し、ラテンアメリカおよびカリブ地域では28.1%にとどまった。

また、南ヨーロッパ、東ヨーロッパ、東南アジア、南中央アジア、そして北アフリカおよび西アジアなど複数の地域では、男性のがんの40%以上が対処可能な要因と結びついていた。

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