最新記事
節電

暖房・給湯・加湿・追いだき...冬の光熱費をまとめて下げる「すぐ効く」習慣

2026年1月3日(土)08時44分
和田 由貴 (節約アドバイザー*PRESIDENT Onlineからの転載 )

暖房器具は3種類に分けられる

暖房器具を選ぶうえで大切なのは、「どの範囲を」「どんな仕組みで」暖めるのかを理解することです。目的によって適した器具は異なりますが、基本的には次の3つに分類できます。

①対流式暖房


空気を循環させ、部屋全体を暖めるタイプです。

代表的な機器:エアコン、石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、セラミックファンヒーター

特徴:リビングなど広い空間をまるごと暖めたいときに最も適しています。長時間の使用では、エアコンが最も効率的です。


②輻射(ふくしゃ)式暖房


熱を赤外線として放射し、人や物体を直接暖めるタイプです。

代表的な機器:電気ストーブ、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、遠赤外線パネルヒーター、オイルヒーター、床暖房(ガス温水式/電気パネル式)、こたつ

特徴:脱衣所やキッチンなど、限られた範囲を短時間で暖めたいときに向いています。広い空間を暖めるにはコストが高くなるため、長時間の使用やメイン暖房には不向きです。なお、ガス温水式の床暖房は、ガス会社が提供する専用プランを利用することでランニングコストが抑えられる場合もあります。

③伝導式暖房


触れている部分だけを暖めるタイプで、電気代が最も安いのが特徴です。

代表的な機器:ホットカーペット、電気毛布

特徴:一人で長時間作業するときに有効です。ただし、室温全体は上がらないため、部屋全体を暖めたい場合には向いていません。

最優先すべきは「窓」への投資と対策

では、冬の光熱費を抑える具体的なポイントを見ていきましょう。

暖房効率を上げるには、「窓」の見直しが欠かせません。冬場、室内の熱の約6割が窓から逃げるといわれています。厚手のカーテンに替える、断熱シートを貼る、断熱パネルを設置するなど、窓の断熱を強化するだけでエアコンやヒーターの消費電力を大きく抑えられます。

さらに、冷たい空気は下にたまりやすいため、カーテンの裾から入り込む冷気を防ぐことも大切です。カーテン丈を長くして床に届くようにする、カフェカーテンを裾に貼り足す、丸めたタオルやクッションを置くなど、身近なものでも簡単に対策できます。

そして、日中はカーテンをあけて日差しを取り込み、日が落ちる前に早めにカーテンを閉める。そうした習慣を意識するだけで、暖まった空気を逃さず、無駄な暖房費を防げます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、金利据え置き「当面」適切 物価見通しにリス

ワールド

米ロ・ウクライナ三者協議、初日6時間で終了 領土な

ワールド

ハンガリーなど備蓄原油で当面対応 EU、ロシア産停

ビジネス

ソフトバンクG、エヌビディア株を25年第4四半期に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 5
    極超音速ミサイルが通常戦力化する世界では、グリー…
  • 6
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 7
    アメリカが警告を発する「チクングニアウイルス」と…
  • 8
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 9
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 10
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中