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「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?

Gastroenterologist Recommends 3 Natural Ways To Protect Your Gut

2025年12月30日(火)10時10分
ルーシー・ノタラントニーオ (ライフスタイル担当)

一方で、アメリカでは約5人に1人が、穀物が日々の食事に欠かせないことを正しく理解していない。

Grain Foods Foundation(穀物食品財団)」が2000人を対象に行った調査によると、炭水化物、たんぱく質、脂質、そして食物繊維のバランスが重要だと理解している人は69%にのぼる。


しかし、そのうち約3割にあたる29%が炭水化物を減らす、または完全にカットしていると回答するなど炭水化物を制限している。ただしその一方で、25%が「食物繊維の摂取を増やしたい」とも答えている。

パディーヤ医師は次のように述べる。「体調管理が難しいと感じる今だからこそ、食物繊維が中心のシンプルな習慣が腸の大きな支えになります」

2. ストレスをコントロールする

アメリカ心理学会(The American Psychological Association:APA)が実施した「アメリカのストレス調査」では、ストレスレベルは過去5年で上昇しており、約75%の人が身体的または精神的な症状を感じていると回答した。

ストレスは脳と腸の連携を乱し、炎症性腸疾患(IBD)や過敏性腸症候群(IBS)、胃潰瘍、アレルギー反応、逆流性食道炎(GERD)などの原因にもなるとして、パディーヤ医師は次のようにアドバイスする。

「ストレス対策として瞑想や呼吸法を取り入れることで、自律神経系の交感神経(闘争・逃走反応)と副交感神経(休息・消化)を整えることができます」

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