2026年に訪れる「コロナ禍の新展開」...変異株「XFG」の脅威と、今こそ知っておきたい重症化リスク
What Will Happen to COVID-19 in 2026? Experts Explain
2026年に感染者数は増加する?
シャフナーは、現在のコロナウイルスは「この冬も多くの場合は軽症を引き起こすが、同時に重症例も引き起こし続ける」との見方を示した。すでにコロナによる入院患者数が「増加傾向」にあり、これは予想されていた冬季の流行開始を示しているという。
現時点では、コロナウイルスは「オミクロン系統の中で着実に変異を続けている」とシャフナーは述べた。「幸いなことに、ここ数年、国際的な舞台で劇的に新しい変異株は出現していない」
一方、ルッソは、いずれの時点か、もしかするとこの冬にも、「XFGよりも感染力が強い、あるいは既存の免疫をより巧みに回避する、もしくはその両方を兼ね備えた新たな変異株が出現する」と考えていると述べた。
ウイルスの変異に加え、ワクチン接種はコロナによる入院率にも影響を及ぼす。シャフナーは、現在の入院患者数増加に関連して、「入院している患者のほぼ全員が、コロナワクチンの接種が最新の状態ではない」と述べた。
「(コロナワクチンは)重症化を防ぐ効果を今なお有しているが、残念ながら十分に利用されていない」





