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憎かった兄の突然死、倒れていたアパートには黒いシミが残り...妹が元妻とタッグを組んで兄を終う

2025年5月2日(金)11時30分
村井理子(翻訳家・エッセイスト)

資格・免許の欄の下にある志望動機をなんとなく読みはじめ、引き込まれた。兄の文章を読むのは、初めてだった。頭のなかで、兄が必死にキーボードに向かう姿が再生された。背中を丸め、見えにくくなった目をモニタに近づけて、ゆっくりと指を動かす姿が。


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【志望動機】:糖尿病の合併症により、一時期仕事から離れていました。現在は治療も安定し、小学生の息子のためにも早急に生活を立て直したいと決意し、ハローワークにて求職活動をしているところです。

年齢的なこともあり、若い方々との現場仕事ではご期待に添えないことも多々あるかもしれません。再起をかけて新人のつもりで気持ちを引き締めて頑張って参りたいと思っております。ご検討のほどよろしくお願いいたします。

息子がまだ小学生ですので、学校行事、病院その他、休ませて頂くことがあるかもしれません。極力ご迷惑をかけないよう、事前に連絡調整をさせて頂きますが、子どもの緊急の場合、どうかご容赦頂きますようよろしくお願いいたします。
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とにかく部屋を片付けなくてはならない

手に持っていたその履歴書を急いで畳み、バックパックに突っ込んだ。言葉では説明できない感情がうねりとなって、溢れ出てしまいそうだったからだ。

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