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元恋人こそ、最高の「親友候補」である理由...失恋後、「新たな関係」を作るのに必要なことは?

Failed Lovers, Lifelong Friends

2025年4月12日(土)11時19分
サラ・ガンドル(精神分析医、マウント・サイナイ医学大学院の臨床学助教)

親密さを育む「経験の共有」は中年には得難いもの

デート相手が友人に変わるまでには、本音でぶつかり、きちんと一線を引く必要があった。破局後のごたごたを乗り越えるには、何がいけなかったのか、2人とも納得できる説明が必要だった。

「何がいけなかったのかな?」。別れてから初めて再会したとき、トムが尋ねた。


私は慎重に言葉を選んだ。「恋人としての未来が考えられなかったの。でもあなたのことは心から大切に思ってる。形を変えてみない?」

最初の怒りとその後の気まずさが収まると、私たちは親友になった。それ以上に、一緒に何かを乗り越えた気がした。経験の共有は親密さを育む豊かな土壌で、中年になると特に得難いものだ。

デートは失望の連続という気がするのは、長続きするかどうかを基準に考えるせいだ。私の場合、恋人を探してデートする日々はとっくに過ぎた。この4年間は今のパートナーに満足し、トムたち元カレとの友情を満喫している。

トムの皮肉な観察は今でも私を笑わせるし、彼の洞察はティーンエージャーの娘に対処するのに役立ち、彼の政治観は私の世界を広げてきた。失恋という「触媒」がなかったら、ここまで親しくなれたかどうか。中年期の友人づくりには経験の共有が必要不可欠と言ってもいいだろう。

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