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運動後の疲労回復に!スポーツ健康科学の教授が教える最強の回復食

2025年3月3日(月)09時56分
後藤 一成 (立命館大学スポーツ健康科学部教授)*PRESIDENT Onlineからの転載

糖質をしっかり摂取することで、スタミナを維持できる

このように考えると、試合の後半まで動き続ける上で、筋肉と肝臓に多くのグリコーゲン量を蓄積することは有利となります。そこで、筋肉と肝臓でのグリコーゲンの貯蔵量を増やす方法として知られているのが「グリコーゲンローディング」と呼ばれる食事法です。

この方法は、試合の数日前から糖質を中心としたメニューに切り替え、体内(筋肉、肝臓)のグリコーゲン貯蔵量を一時的に増やして試合当日を迎えるというものです。グリコーゲンローディングが成功すると、筋肉に蓄積されるグリコーゲン量が約2倍増加するという報告もあります。


グリコーゲンローディングの伝統的な方法では、試合の約1週間前に高強度で長時間運動を実施し、筋肉の中のグリコーゲンを一旦、使い切る(枯渇させる)ことが求められていました。グリコーゲンが枯渇した状態で糖質を摂取し、筋肉や肝臓のグリコーゲン量を一気に増やそうという戦略です。

一方、試合の1週間前というと徐々に練習量を減らす時期にあたりますので、このタイミングでグリコーゲンを枯渇させる高強度・長時間運動を行うことは選手への負担が大きいことも事実です。

したがって現在では、約1週間前に筋肉のグリコーゲン量を枯渇させることは必須とせず、試合に向け徐々に練習量を減らす中で、試合の約3日前から糖質の摂取量を増やす方法が用いられています。

newsweekjp20250228101945-1ca372e851ccbef7936c0ced4003c5ebcd2249fc.jpg後藤一成『最新のスポーツ科学で強くなる!』(ちくまプリマー新書)(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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