最新記事
ヘルス

足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?

Man Finds Faint Brown Line on Toenail, Turns Out To Be Cancer

2025年2月2日(日)13時05分
ルーシー・ノタラントニオ
足の爪にできた変色に要注意

写真はイメージです Pixel-Shot/Shutterstock

<爪をぶつけたときにできる怪我による変色との区別は難しいが、爪甲下悪性黒色腫を見分けるための3つの主な症状と、発症リスクが通常より高い5つの因子とは?>

ケリー・エッジズ(47歳)が、夫であるデイビッド・エッジズ(52歳)の足の爪に薄茶色に変色した「線」を見つけたとき、デイビッドに心配する様子はなかった。当時の爪の写真をケリーはSNSに投稿しているのだが、確かにそれを見ても大きな問題があるようには思えない人が多数なのではないだろうか。

■【写真】爪がこうなっていたら要注意...妻が見つけた夫の足の爪の「異変」、SNSに投稿された実際の画像

しかし、美容業界で皮膚の専門家として働くケリーは、その変色を見つけた途端に心配になった。1997年に研修を受けたとき、爪の下に発生する皮膚がんについて学んだことがあったからだ。

2児の母であるケリーは、本誌の取材に対し、医師の診察を2度受けたが、どちらも診断はつかなかったと語った。「私が彼に、医師に診てもらうことを勧めた。彼は爪をぶつけたことがなく、原因不明だったためだ」

「しかし、医師たちは心配しておらず、ただ様子を見るよう助言された。だから、それ以上できることがなかった」

2022年5月から1年以上、爪の状態は変わらなかった。ところが2023年10月、爪の線が広がり、色も濃くなった。再び医師の診察を受けると、真菌感染症の可能性があるという診断だった。

「専門家に大丈夫だと言われたため、デイビッドは安心していたが、私はストレスを感じていた。大丈夫ではないという予感があった」とケリーは振り返る。

食と健康
「60代でも働き盛り」 社員の健康に資する常備型社食サービス、利用拡大を支えるのは「シニア世代の活躍」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

金総書記が北京到着、娘も同行のもよう プーチン氏と

ビジネス

住友商や三井住友系など4社、米航空機リースを1兆円

ビジネス

サントリー会長辞任の新浪氏、3日に予定通り経済同友

ワールド

イスラエル予備役約4万人動員へ、軍高官が閣僚と衝突
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    上から下まで何も隠さず、全身「横から丸見え」...シャロン・ストーンの過激衣装にネット衝撃
  • 4
    世界でも珍しい「日本の水泳授業」、消滅の危機にあ…
  • 5
    映画『K-POPガールズ! デーモン・ハンターズ』が世…
  • 6
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 7
    BAT新型加熱式たばこ「glo Hilo」シリーズ全国展開へ…
  • 8
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 3
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 4
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 5
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 6
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 7
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 8
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 9
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 10
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中