最新記事

ヘルス

「ジョギングで痩せる」は非効率すぎる...... 米特殊作戦部隊が採用した「最強の筋トレ」の中身とは

2022年10月10日(月)11時40分
マーク・ローレン(米軍特殊作戦トレーニングスペシャリスト) ジョシュア・クラーク(認定パーソナルトレーナー) *PRESIDENT Onlineからの転載

まったく体を動かさないとしても、1ポンド(約454グラム)の筋肉を維持するには1日およそ10カロリーが必要になる。男女とも同じだ。

そのため、5ポンドにあたる約2.3キログラムの筋肉を余分につけると、1カ月に最大1500カロリーが追加で必要になる――これは、年間で2.3キログラムの脂肪を燃焼させることに相当する。

つまり、年に平均1キログラムの体重増加という加齢による代謝への悪影響を寄せ付けないカロリーを筋肉が消費してくれることになる。

一方、有酸素運動を継続的に行うと、時間の経過とともに、大きな「速筋」を2.3キログラム燃やしてしまう可能性が高まる。それは、消費カロリーが1日につきおよそ50カロリー少なくなることを意味する。

最も効率的なベーシックなエクササイズ2つを紹介

そんな、筋肉をつけるためのトレーニングとしてもっとも効率的なのが、インターバルトレーニングだ。

インターバルトレーニングとは、高強度エクササイズを一定時間行い、その後、一定時間休息し、それを繰り返すトレーニングを指す。バラエティに富んだエクササイズやそのバリエーションを、ワーク時間と休息時間をさまざまに組み合わせて行うのだ。

有酸素トレーニングに比べ、短時間でより多くのカロリーを消費し、体組成の前向きな変化をもたらす。なぜかというと、インターバルトレーニングには、筋肉をつけるだけでなく、ワークアウト後も代謝を上げてカロリーを燃やし続けてくれる働きがあるのだ(睡眠中も!)。

近年、この特殊作戦に携わる兵士のために編み出したトレーニングメソッドを、一般の人々でもできるようにアレンジし、提供している。

今回は、125のエクササイズの中から基本的なものと、初心者向けのベーシックなプログラム案を紹介しよう。

図表1 ベーシックトレーニング 初心者向け
 
出典=『マッスルエリート養成バイブル

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国防長官が板門店訪問、米韓同盟の強さ象徴と韓国国

ビジネス

仏製造業PMI、10月改定48.8 需要低迷続く

ビジネス

英製造業PMI、10月49.7に改善 ジャガー生産

ビジネス

ユーロ圏製造業PMI、10月は50 輸出受注が4カ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「今年注目の旅行先」、1位は米ビッグスカイ
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつか…
  • 5
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 6
    筋肉はなぜ「伸ばしながら鍛える」のか?...「関節ト…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 10
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中