投資は「20年」乗り切れば「負け」はない?...少額でも「今すぐ」投資を始めるべき「たった1つの理由」

2025年12月10日(水)16時03分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

本記事をしっかりと読んでほしい。株式市場にたった1日だけお金を入れたら、儲けを出す確率は歴史的に見て、50%だ。つまり、市場に投資してその株を翌日売却したら、儲けを出すのと同じくらい、損をする可能性がある。でもその株を1年持ち続ければ、儲けを出す確率は68%に上がる。

10年間待てば、利益を出す可能性は88%。長期的(20年以上)に投資することで、投資から利益が出る可能性は100%に上がる。これは、100年以上におよぶアメリカの株式市場という存在を観察した傾向をもとにしている。投資して20年乗り切れば、損失はない。

実のところ、どのタイミングの20年間であれ(そう、リーマンショックのときでさえ)、投資家は儲けを出したのだ。

長期投資(着実で忍耐強く粘り強い投資)は、損失を出さない。出したことがないのだ〔アメリカの株式市場の例。日本の場合は投資して20年乗り切っても損失が出た時期があったことには注意が必要〕。

短期決戦ではなく、忍耐強く

結局のところ、investment(投資)という言葉そのものに、「時間/労力/エネルギーを、価値のある結果を期待して何かにつぎ込む」という意味がある。すぐに満足を得られるものではなく、忍耐であり粘りであるのだ。

株式市場には山もあれば谷もある。しかしカギは、波に乗り、時間が味方になってくれると信じることだ。これも、過去ずっとそうだったことはデータにみてとれる。

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