米中「関税戦争」休戦、株式市場への影響は? 中国株の上昇率は高いが、プロが指摘する懸念点も
「両国ともに自国のサプライチェーン(供給網)の安全保障を強化しようという意識がまだあり、こうした事情がさまざまなセクターの国内企業にとってビジネスチャンスにつながる」と上海に拠点を置くJPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、チャオピン・ジュー氏は述べた。
BNPパリバやゴールドマン・サックスのアナリストは、中国株を押し上げる強力な国内要因があると予測している。
ゴールドマン・サックスは先週公表した報告書で政策、成長、資産価値、資金フローといった要因が中国本土と香港の株価指数を2027年末までに約30%押し上げると見込んだ。「米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和とドル安が重なって、世界のファンドが中国投資を再検討し、中国株を一貫してアンダーウェイトとしていた評価を是正する可能性があるだろう」と述べた。
それでも、誰も貿易紛争の終結を宣言できる状況になっておらず、投資家は引き続き慎重さが求められる。
「投資家はこの不安定な均衡がどれだけ続くのかについてまだ懐疑的なため、楽観的な見方があまり織り込まれていない」とシンガポールに拠点を置くスタンダードチャータード銀行の外国為替市場ストラテジスト、デベシュ・ディヴヤ氏は述べた。
不確実性は減退したが、企業や多国籍企業が事業拡大や投資を検討するのは依然として非常に難しいという。






