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米中「関税戦争」休戦、株式市場への影響は? 中国株の上昇率は高いが、プロが指摘する懸念点も

2025年11月1日(土)20時38分

政策対応や中国の人工知能(AI)分野への進出に後押しされて、上海と深圳の株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成する代表的な中国株指数「CSI300」は今年20%上昇した。より投資しやすい香港のハンセン指数(HSI)は31%上昇と世界で最もパフォーマンスが良好な株価指数の1つで、ナスダックの23%を上回っている。

しかし、外国投資資金は慎重な振る舞いを見せており、AIや中国の自給自足政策に関連するセクターにとどまり、幅広い投資ポジションは避けている。LSEGリッパーのデータによると、外国人投資家は今年これまでに中国株に特化したオフショアファンドから39億ドルを引き揚げた。

中国の経済規模は世界国内総生産(GDP)の5分の1を占めるにもかかわらず、外国人投資家の保有比率は低い。金融サービス企業モーニングスターのデータによると、世界の大手ファンドが9月末時点で保有する中国投資ポジションは平均して1.43%だ。

香港の資産運用会社KGIのカッソン・リョン最高投資責任者は、米中関係の緊張緩和の兆しを前向きに見ている。「今日の相場が下げたので中国株の保有ポジションを引き続き増やす」とリョン氏は述べた。しかし、それは貿易協議というよりも、中国経済の回復を当て込んでいるという。

<競争と協力>

投資家にとっては米中が激しく競争しながら一部で協力してさえすれば、表面上は投資機会が存在する。

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