最新記事
投資

富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほうがいい」と断言する金融商品

2025年2月25日(火)11時30分
田中 渓
富裕層 投資家

写真はイメージです Gorodenkoff-shutterstock

<日本でも投資をする人は増えたが、その「プロにおまかせ」でよいのか。シンプルだが決して侮れない、手数料の罠にはまらないために知っておくべきこととは?>

*この記事は、ゴールドマン・サックスに17年勤め、年収1億円以上の「億からの人」の思考法や習慣を熟知する田中渓氏の著書『億までの人 億からの人――ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド』(徳間書店)から、一部を抜粋したものです(本編は抜粋第1回)。

※抜粋第2回:投資に役立つ考え方「DCF法」に慣れよ...辞めゴールドマンが明かす「富裕層の知恵」

◇ ◇ ◇

手数料の罠にはまらないために 知っておきたいこと

せっかく投資をはじめて儲かったとしても、元手となる資金が少額の場合、そこから手数料を引かれると残ったお金は意外と少ない......などということもあるでしょう。

金融商品を購入するときにかかる手数料、保有している間ずっと支払う手数料、解約して売るときにかかる手数料というように、思っているより多くのシーンで手数料がかかるもの。だからこそ、手元により多くのお金を残すためには、いかに手数料を抑えられるかが重要になります。

たとえば、手数料を抑えることを目的にするなら、ファンドラップは避けたほうがいいでしょう。金融機関のプロが投資家に代わって資産の運用や管理をする「おまかせサービス」のラップ投資は、名目上は投資家の方針を反映するという形でおこなわれます。

ところが、そのじつ個人用のテイラーメイドの運用にはなっていないことが多く、カウンセリングという名のアンケートレベルのものもあります。そもそもの運用のクオリティが高くないものもままあり、運用担当がトレーダーですらないことも多いです。

そして何よりひとつひとつの金融商品で手数料がかかっているのに、それをまとめてラップでグルグル巻くことに対して、さらに二重、三重、それ以上の、手数料と抜いている点が問題です。分散投資といえば聞こえはいいですが、分散したものをさらに分散している分だけたくさんの手数料がかかっています。

メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国首相、フォーラムで一段の経済開放約束 日本企業

ワールド

G7、エネ供給支援へ必要な措置講じる用意 外相声明

ワールド

トランプ氏、米空港にICE捜査官派遣と警告 予算巡

ワールド

トランプ氏、イランに48時間以内のホルムズ開放求め
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 3
    メーガン妃、親友称賛の投稿が波紋...チャリティーの場でにじんだ「私的発信」
  • 4
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    「日本人のほうが民度が低い」を招いてしまった渋谷…
  • 9
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中